2023年2月定例探鳥会報告

アキニレの実にカワラヒワ、エンジュの実にツグミ、メタセコイアの樹上から春の歌を歌うイカルからスタートした。
ツグミは上空を何度となく飛び回り、アトリ・カワラヒワの群も樹上だけでなく地上に落ちたアキニレの実をついばむなど、何度か出てくれた。
日本庭園に入って樹上のシメ、更にカワセミをゆっくり見ることができた。1月に見ることができた所ではいなかったアオバト、心字池」北側から東方向の樹林に止まるアオバトを見つけることができ、全員で観察した。1月モニタリングでツグミ・アトリの冬鳥が増えており、今日も期待通りであったが、鳥の種数は例年より少なく、今日も31種にとどまった。                              なお、万博探鳥会は1985年2月にスタートし満38年になったが、1985年2月と本日の観察種を比較した。
1985年2月34種(ドバトカウントせず)、本日30種(1985年にあわせドバト抜き)、両年の観察種21種、1985年間観察種で本日確認できなかった種13種、本日観察したが1985年観察できなかった種9種であった。中でも1985年2月に観察できたが、最近は全く(orほとんど)観察できなくなった種としてキジ・コジュケイ・ヒバリ・ホオジロ・カシラダカなど草原の鳥があり、一方で1985年2月に観察できなかったものの最近冬はほぼ毎月観察できる種としてアトリ・ルリビタキなど林の鳥があり、当初草原状態にあった万博公園が、樹林状態に変化していること観察種から再確認した。

現地配布資料

撮影:橋本昌宗さん