万博公園定例探鳥会の報告:平成22年度(2010)上半期
6月12日
カラっと気持ち良く晴れた園内では、今年生まれの幼鳥たちで賑わっていました。スズメをはじめ、シジュウカラ、ムクドリ、セグロセキレイなどの幼鳥が親鳥に餌をねだる様子などがよく観察できました。また、じっと抱卵中のカイツブリもいて、来月が楽しみです。
5月8日
初夏の気持ちの良い園内を、夏鳥を探して歩きました。芝生の広場ではコチドリが下りていて、また日本庭園ではキビタキがテンポ良く囀ってくれましたが、愛想が悪く姿は見せてくれませんでした。エナガの家族と出会い、すっかり大きくなった若鳥が自分で虫を捕っている様子も観察できました。冬鳥のツグミやシメが少数観察できました。
4月10日
きれいに咲きそろったサクラを眺めながら、ウグイスの囀りが耳に心地よい探鳥会でした。ツグミやシロハラ、アトリなどの冬鳥がよく観察できましたが、少し早いのか夏鳥はツバメだけでした。繁殖期を迎え、コサギの目先がピンク色に染まっていたのが印象的でした。
3月13日
3月に入っても寒い日が続いていましたが、芝生で採餌するアトリの中には頭が黒いものが混じっていたり、シメの嘴も銀色になってくるなど、野鳥の姿にも春を感じられるようになってきました。透明感のあるイカルの囀りが印象的な一日でした。また、日本庭園の池が水抜きされていたのが原因か、珍しくカワセミが観察できませんでした。
2月13日
今日のトピックスは水抜きされた夢の池にいたイカルチドリ4羽、コチドリとは違う鈍い色をゆっくり確認しました。あちこちでカワセミが何回も確認され、アキニレに集まっていたアトリの群、そしてハイタカ・オオタカが何回も上空を飛ぶなど、寒さが和らいだ気持ちの良い探鳥日和でした。
1月9日
万博探鳥会は1985(昭和60)年2月にスタートし満25歳、お昼に記念写真を撮りました。お天気が良く非会員34名を含め、86名もの参加者がありましたが、万博としては珍しくミサゴやトビが飛び、シメ・アトリ・カワラヒワ・ジョウビタキ・カワセミなど常連の小鳥もよく観察でき、鳥を楽しんでもらうことができました。