万博公園定例探鳥会の報告:平成20年度(2008)上半期

6月14日

ヤマザクラの実にヒヨドリ・ムクドリ・ハシボソガラス、ヒイラギモクセイの実にメジロとヒヨドリ、この時期としては珍しく木の実に鳥が集まっていた。小鳥類はそれほど多くなかったが、カワセミは全員ばっちり観察できました。お昼時間は塩田さんによる「カラスの換羽講座」、今は初列風切羽の4・5番が抜ける時期と、今日拾った羽で確認しながら説明された。

5月10日 雨の中参加者が14名あり実施しましたが、冬鳥は渡去し、渡り鳥はキビタキ(声)のみと、種数・個体数とも少ないままでした。万博探鳥会300回記念、しかもバードウィーク探鳥会でしたが、雨が止まず昨日より10度も低い寒さが続いたので、午前中で終了としました。

4月12日

春の渡りの季節、スタート地点でサシバが輪を描き、午後のスタート時にはミサゴが舞うというタイミングの良さ、そしてアマツバメの飛翔があり、小鳥ではオオルリ・ノビタキの成鳥♂、更にニュウナイスズメの群を見ることができた。冬鳥も残っており、シメは過去最高をカウント数し、アトリの群、そしてルリビタキ、留鳥も色々出て、この季節としては多い39種もの鳥を見ることができた。

3月8日

快晴の行楽日和、探鳥会参加者も久しぶりで100人を越えました。鳥たちも思いのほか良く姿を見せ、ハチジョウツグミは先月とほぼ同じ所にいるし、ツグミは園内あちこちにいて数が多く、アトリ・ルリビタキ・ジョウビタキなどの冬鳥や、カワラヒワ・カワセミの留鳥も、何回も姿を見せました。圧巻はトラツグミ、数m〜10mほどの距離で100人近い人に囲まれながら、恐れる様子もなく悠然と餌を探していました。

2月9日

降水確率80%が当り、探鳥会が始まるころから本降りになった雪は最後まで止まず、万博公園の芝生の上には、10cm近くの積雪となりました。雪の中で鳥たちは餌探しに苦労しており、エンジュの実にはヒヨドリと共にツグミ、中に亜種ハチジョウツグミ、更に圧巻はアトリ・カワラヒワ・スズメの群、500羽ほどが一緒に地上で、木の上でアキニレの実をついばんでいました。

1月12日

スタート時、太陽の広場にツグミ20羽の群(トータル52羽)、上の広場でアトリ50羽の群、下の広場でシメ7羽の群など今冬少なかった冬鳥や、カワラヒワ・ムクドリなど留鳥の群、万博では数少ないカモも群(ヒドリガモ51羽は新記録)で見ることができ、カワセミもゆっくり観察できた。雨予報確率80%で参加された方々は、冷たい雨に濡れながらも、鳥たちから笑顔のお返しがあり、満足な一日であった。