万博公園定例探鳥会の報告:令和元年(2019年)度

令和2年3月14日(土)/雨/参加者 名/観察種数 種/鳥合わせ

新型コロナウィルスの感染拡大防止のため中止しました

参加リーダー: 

令和2年2月8日(土)/晴れ/参加者57名/観察種数36種/鳥合わせ

写真の説明。左から

①ハクセキレイ、②イカル、③シロハラ、④アオジ

⑤トラツグミ、⑥ジョウビタキ、⑦ヨシガモ、⑧カワウ婚姻色

⑨ヒレンジャク、⑩エンジュに集まるツグミの群れを見る、⑪レンジャクを見る

 (撮影:①~⑧橋本昌宗さん、⑨大矢麻由美さん⑩⑪平軍二さん)

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今日の主役は何といってもヒレンジャク。数日前から観察されているものの探鳥会で出てくれるか不安だったが、全員で見ることができてほっとした。群れでクロガネモチの実を食べたり、水路に降りて水を飲む様子が観察できた。しかもヒレンジャクの群れの中にキレンジャクも1羽だけ混じっていて、レンジャクを初めて見た参加者は大喜びだった。

また人気者のカワセミは4カ所で見ることができ、至近距離で見ることができたときは歓声が上がった。またエンジュの木には、樹上の実や地上に落ちた実を食べに集まっているツグミの大きな群れを久しぶりに見ることができた。トラツグミは全員で見ることができなかったのが残念だったが、日本庭園の池では先月に続いて2羽のヨシガモ♂の、その美しい色彩や模様にも歓声が上がった。終了間際に冷たい雨が降り出したため、予定より早く鳥合わせとした。

1985年(昭和60年)2月にスタートした万博探鳥会は満35年になった。記念として探鳥会修了後ではあったが集合写真を撮影した。

参加リーダー:平、有賀、山口、田中、中筋、大矢、橋本(昌)、足立

令和2年1月11日(土)/晴れ/参加者62名/観察種数38種/鳥合わせ

写真の説明。左から

①探鳥会スタート挨拶、②イカル、③シメとイカル、④モズ

⑤キセキレイ、⑥オオタカ、⑦ツグミ、⑧キンクロハジロ

⑨ヨシガモ、⑩ジョウビタキ、⑪コサギ、⑫カワラヒワ・シメ・カラの混群を見る

 (撮影:②~⑪橋本昌宗さん、①⑫平軍二さん)

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朝は冷え込んだものの日中は快晴で風もなく、暖かい一日だった。

今日はアトリ科の鳥がよく見られ、クヌギ林では地上で採餌するアトリ、カワラヒワ、シメが見られた。特に今季はシメが多く、小群で採餌する様子やイカルが地上やカエデの樹上で採餌する様子もじっくりと観察できた。

また池の水を飲みに下りてきたアオバト、池に飛び込んだ後杭の上で魚を飲込むカワセミ、青空の中をゆっくりと旋回してくれたオオタカなどに歓声が上がった。日本庭園ではヨシガモ♂の頭部の緑色が順光で輝き、胸の鱗模様にも「きれい!」と感嘆の声が上がった。

参加リーダー:平、有賀、山口、田中、中筋、大矢、橋本(昌)、足立

令和元年12月14日(土)/晴れ/参加者54名/観察種数39種/鳥合わせ

写真の説明。左から

①コゲラ、②アトリ(雄)、③アトリ(雌)、④アトリ・カワラヒワを見る参加者

⑤シロハラ、⑥イカル、⑦セグロセキレイ、⑧カワセミ

⑨ヒドリガモ、⑩オカヨシガモ、⑪キンクロハジロ、⑫オオバン

⑬イカルチドリ、⑭ハイタカ、⑮カイツブリ、⑯バン

 (撮影:①~③、⑤~⑯橋本昌宗さん、④平軍二さん)

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例年、この時期はアトリ数百羽の群れが入ってくるが、今季はまだ数が少ない。それでもアキニレの樹上で実を食べるアトリの小群やカワラヒワをじっくりと観察。またケヤキの固い実を食べるイカルとシメも観察できた。

園内各所の池では人気者のカワセミが何度も登場してその度歓声が上がった。また万博では久しぶりのオカヨシガモも見ることができたほか、ツグミも先月より数が増え、冬鳥の常連ハイタカやジョウビタキ、ルリビタキなども観察することができた。

参加リーダー:平、有賀、山口、田中、中筋、大矢、橋本(昌)、足立

令和元年11月9日(土)/晴れ/参加者65名/観察種数36種/鳥合わせ

写真の説明。左から

①モズ、②メボソムシクイ、③ツグミ、④二羽のハイタカ

⑤キクイタダキ、⑥セグロセキレイ、⑦アトリ、⑧アトリ

⑨ヒドリガモ、⑩オオバン、⑪バン、⑫バン

⑬メボソムシクイを見る⑭キクイタダキを見る⑮アトリを見る

 (撮影:①~⑫橋本昌宗さん、⑬~⑮平軍二さん)

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朝は冷え込んだが終日気持ちの良い青空の下、渡ってきた冬鳥を探しながら公園内を歩いた。

ジョウビタキは♂♀が各所で見られたが、ツグミは1羽だけで渡来が遅れているのかもしれない。日本庭園ではアトリの小群がケヤキの実を食べる様子が観察できた。

青空の中を飛ぶ小さなハイタカを肉眼で見つけたのは小学生の男子。そのハイタカを見ていると「もう1羽います」と再び彼の声。まだ渡りの途中なのか、2羽で帆翔するハイタカが見られたほか、松林ではキクイタダキ2羽がせわしなく動きまわる様子も観察できた。

日本庭園の心字池にいたオオバンは、昨年11月から今年3月まで同じ場所にいた個体と同一個体かもしれない。鳥合わせ直後には北西に渡っていくノスリも見られた。

参加リーダー:平、有賀、山口、田中、中筋、大矢、橋本(昌)、足立

令和元年10月12日(土)/雨/参加者 名/観察種数 種/鳥合わせ

台風19号接近に伴う雨のため雨天中止

参加リーダー: 

令和元年9月14日(土)/晴れ/参加者39名/観察種数30種/鳥合わせ

写真の説明。左から

①太陽の塔の前でスタートの挨拶 ②梅林でホオジロを見る

③万博公園ではめったにみられないホオジロしかも幼鳥 ④水浴びするメジロ

⑤エゴノキに来るヤマガラを見る ⑥どんぐり池でアオサギの幼鳥を見る

⑦アオサギの幼鳥 ⑧コサメビタキは数が少なかった ⑨若いハクセキレイ

⑩コガモ(エクリプス)⑪コガモの飛翔 ⑫日本庭園のイカルチドリ

 (撮影:①②⑤⑥平軍二さん、③④⑦~⑫橋本昌宗さん)

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まだまだ残暑は厳しいが、秋の渡りに期待の探鳥会。この季節の常連のコサメビタキは数が少なく動きも早かったので全員で見られなかったのが残念。

今日は特にいつも以上にヤマガラが多く、頻繁にエゴの実をにやってきては木の根元などに貯食する様子も観察できた。

また普通種なのに万博公園ではめったに見られないホオジロが、しかもどこかで巣立ち、移動途中と思われる幼鳥が2羽、野草の実に飛びついて採餌する様子をじっくりと観察できた。

このほかコガモ、イカルチドリやモズなどが姿を見せ、秋の訪れを感じた探鳥会だった。

参加リーダー:平、有賀、山口、田中、中筋、大矢、橋本(昌)、足立

令和元年7月13日(土)/曇り後雨/参加者31名/観察種数22種/鳥合わせ

観察できる野鳥が少ないこの時期、しかも降水確率が高いので参加者は少ないだろうと思っていたが、会員外の方も含めて31人と予想外の参加者数でスタート。

親鳥に餌をねだるハシブトガラスの幼鳥や、自分で餌を探すシジュウカラやセグロセキレの幼鳥のほか、川の浅瀬で水浴びをするスズメやカワラヒワなどの幼鳥も観察できた。ヤマガラやシジュウカラの混群の中にムシクイ類が1羽混じっていたが、地鳴きも聞こえず識別できなかった。

また担当リーダーの中にキノコに詳しい方がいて、鮮やかな黄色の「キイロタマゴタケ(可食)」をハシブトガラスが食べる様子を観察したほか、「ソウメンタケ」「ドクベニタケ」「アイタケ」など様々なキノコも興味深く観察できた。

途中から小雨が降りだしたが雨足が弱く、特に困ることなく予定通り最後まで歩くことができた。

参加リーダー:有賀、山口、中筋、大矢、足立

令和元年6月8日(土)/曇り一時晴れ/参加者37名/観察種数27種/鳥合わせ

写真の説明。左から

①スタート挨拶 ②キビタキの囀りを聴く ③セグロセキレイ ④ハクセキレイ

⑤ツバメ ⑥コシアカツバメ ⑦コシアカツバメ ⑧ヤマガラ幼鳥

⑨カルガモ ⑩カルガモ ⑪コゲラ ⑫巣作り中のカイツブリ雄雌

 (撮影:①②平さん、③~⑩橋本昌宗さん、⑪⑫山口さん)

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前日は大雨警報が発令されたほどの雨で探鳥会ができるか心配したが、当日は曇り空ながら終了まで雨に降られることはなかった。

探鳥会開始直前から直後にかけてチョウゲンボウのオスが太陽の塔に止まったり周囲を飛び、またこの時期らしく、まだあどけなさの残るカイツブリ、ヤマガラ、シジュウカラ、エナガなどの幼鳥や、親鳥について回るハクセキレイやセグロセキレイの幼鳥も観察することができた。

またキビタキが軽快な囀りを数か所で聞かせてくれ、全員で見ることはできなかったが囀るオスの美しい姿も見ることができた。また先月初めからいる変わった鳴き声(かすれた声で「ニンニンニン」と鳴く)のキビタキのオスも見ることができた。

カワセミは魚をくわえて飛ぶ姿を一部の人だけが見たのが残念だった。

参加リーダー:平、有賀、山口、田中、中筋、大矢、橋本(昌)、足立

令和元年5月11日(土)/晴れ/参加者42名/観察種数27種/鳥合わせ

写真の説明。左から(撮影全て:橋本昌宗さん)

①赤いまぶたのエナガ幼鳥 ②コゲラ ③カイツブリ幼鳥 ④カワウ

⑤カルガモ ⑥ヤマガラ ⑦キビタキ ⑧虫を咥えたハクセキレイ

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朝から快晴で気温がぐんぐん上がり、初の真夏日となった。

開始直後にクヌギ林でエナガの家族が賑やかに登場。すっかり大きくなった幼鳥の赤いまぶたも見ることができた。

また幼鳥に給餌するのか、虫をいっぱいくわえたコゲラやスズメのほか、繁殖期ならではのコゲラ♂の頭の赤い羽根も見ることができた。

キビタキが各所で囀り、姿はチラッとしか見られなかったのが残念だったが、今年も営巣するのを期待。

メボソムシクイや、センダイムシクイも囀り、池では巣材を運ぶカイツブリのペアや、大きくなった幼鳥も見ることができたほか、日本庭園では人気のカワセミも見ることができた。

参加リーダー:有賀、山口、田中、中筋、大矢、橋本(昌)、足立

平成31年4月13日(土)/晴れ/参加者48名/観察種数37種/鳥合わせ

写真の説明。左から

スタート挨拶中、太陽の塔にチョウゲンボウ(撮影:平さん)

マミチャジナイを見る参加者(撮影:平さん)

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快晴で暖かくサクラもまだ見頃、そしてケヤキ、クヌギやカエデなどの新緑が美しい公園を、見納め間近の冬鳥、そして渡ってきた夏鳥に期待して歩いた。

探鳥会開始の挨拶をしている最中に太陽の塔の避雷針にチョウゲンボウが止まり、スタートから盛り上がった。

草地で採餌しているツグミに混じるアカハラや、声は少し遠かったもののコマドリやアオジの囀りを聞くことができた。また全員で見ることはできなかったが待望のオオルリや、先月の探鳥会で出たマミチャジナイも引続き観察することができた。シメも各所で出てくれ、すっかり銀色になった嘴や特異な形の羽根もじっくりと観察できた。

ただ数日前に観察されたニュウナイスズメや、前日には見られたキビタキが出なかったのが残念だった。

参加リーダー:平、有賀、山口、田中、中筋、大矢、橋本(昌)、足立