万博公園定例探鳥会の報告:平成19年度(2007)上半期

5月12日

雨確率70%といえ、晴れていたので参加者は54名と予想以上でした。カワセミ、そしてシジュウカラ・カワラヒワのさえずりを堪能したが、予報通り土砂降りの雨と雷、雨宿りを余儀なくされた。昼食後、中締めの鳥合わせをしたが、雨がやんだので再開、抱卵中のカイツブリをゆっくり観察して終了とした。

5月12日

ツグミ・シロハラ・アオジなど冬鳥常連は渡去していなかった。春の渡りも終わりが近づいているが、センダイムシクイ・オオルリ・コチドリ、更に、最後鳥合わせ時にコサメビタキ2羽がでて盛り上がった。尚、日本庭園で飛べないオシドリ♀に一冬付き添っている♂は、まだ残っていた。

4月14日

花吹雪の中、万博探鳥会としては初認のニュウナイスズメがソメイヨシノの花の周りに、隣にあるコナラの花の周りにはマヒワが餌を探していた。そして今日のトピックスはハルニレの実に集まるイカル・アトリ・カワラヒワの群、そしてシメも一緒にいました。

3月10日

'カンヒザクラ・ハナノキ・ヤマブキ、そしてシャガなど春の花咲く中で、シロハラ・マヒワ・ジョウビタキ、そしてウソも出て冬鳥を充分楽しむことができました。日本庭園では怪我をして飛べない雌のオシドリに元気な雄が寄り添っていました。

2月10日

万博探鳥会が85年2月スタートして満22年、第1回探鳥会で観察した鳥35種のうち、今回(40種観察するも)見られなかった鳥は、キンクロハジロ・コジュケイ・キジ・バン・ヒバリ・ホオジロ・カシラダカの7種でキンクロ・バン以外は草原の鳥、逆に今月見た鳥で22年前にいなかった鳥は、カワウ・アオサギ・オシドリ・ハシビロガモ・カワセミ・ヒレンジャク・ルリビタキ・ジョウビタキ・ヒガラ・ヤマガラ・アトリ・マヒワ・ウソの13種で小鳥類はすべて山野の鳥でした。22年前の万博公園は植えられた木が低く園内に草原があったのに対し、今は樹木が育ち草原が消えたため林の鳥が増えていること、即ち自然遷移の影響で万博の鳥が変化していることが良くわかる観察結果となった。

1月13日

快晴の探鳥日和、久しぶりに100名を超える参加者がありました。鳥も個体数は12月に比し少なかったものの、探鳥会開始すぐにハイタカが飛び、シジュウカラ・ヤマガラ・エナガなどの留鳥、アトリ・ルリビタキ・ジョウビタキ・シロハラなどの冬鳥も次々出て、終了鳥合わせ時には万博としては珍鳥のユリカモメで締めくくりました。