2022年10月8日:万博公園定例探鳥会:晴:参加者33名:鳥合わせ
秋の渡りの最盛期、エゾビタキ・コサメビタキが何回も出て、キビタキ、そしてムシクイSPが加わり小鳥4種、そして上空をハチクマも飛んだ。
今日は元JR西日本の新幹線開発責任者であった仲津英治氏に参加していただき、500系新幹線の開発秘話をお聞きした。万博探鳥会の常連だった故矢島誠一氏が、1990年大阪支部室内例会で「鳥の飛行について」の講演されたとき、仲津氏から「新幹線の高速化時の騒音問題に良いアドバイスがないか」と質問されたのに対し、矢島氏は「フクロウは自然界で一番静かに飛ぶことができる」と答えられたことが、きっかけとなっている。
仲津氏は矢島氏の協力を得て「①フクロウの羽を模したパンタグラフ、②カワセミを模した先頭車両」を開発され、スピードアップ時の騒音対策が解消し、時速300㎞で走る500系新幹線が完成したことを話していただいた。
2019年3月以降コロナ禍中止が多かったことから、今日は2年半ぶりに30名を超える参加者があったが、「渡りの鳥をたっぷり見て、鳥から生まれた500系新幹線について聞く」という鳥づくしの一日、満足していただいたと思われる。
参加リーダー:田中・中筋・橋本昌・大矢・平