2025年3月の枚岡定例探鳥会の報告

 3月にしては冷たい朝、少し多めの29名が参集。
開花が遅れている梅林に向かうとイカルの群れが透き通った声で囀っているのを望遠鏡でじっくり観察できた。薄暗い茂みにはクロジが多い。麓ではカラ類の混群やシロハラやアオジに出会うものの登り始めるとひっそりと静まり返り、ハイタカが一直線に通過したぐらいで前半を終える。
 昼食時にノスリが旋回したものの後半スタート後も鳥影は少ないままで歩こう会の様相が続く。棚田に着いて漸くカシラダカやホオジロが現れ賑やかさを取り戻す。先月のヒクイナがまだ居たが、3台の望遠鏡が向けられるも全く気にせず採餌に集中し、時折綺麗な下尾筒も見せてくれた。
 最後は種に格上げされたばかりのリュウキュウサンショウクイ1羽が現れ、樹間を頻繁に移動するものの大方の参加者が双眼鏡で確認出来、今年度最後の探鳥会を枚岡初認の種が締めくくってくれた。

天候:曇り時々晴れ  参加者:29名  鳥種:29種  鳥合わせ
写真提供:橋本リーダー・室谷リーダー
リーダー:浅尾、浅沼、梶原、嶋、中島、西本、橋本、室谷、福嵜(報告)