枚岡定例探鳥会の報告:平成22年度(2010)下半期
- 春の到来を思わせる暖かな日和だったが、鳥影は少なかった。梅林でルリビタキ♂を観察。谷筋では複数のクロジが採餌していた。暗峠付近で頭上の木からアオゲラが鳴いて飛び立ったものの、残念ながら姿を見ることはできなかった。
- 久々に30名を越える方が参加された。日射しは無いが、穏やかで風もなく、気温も高めだった。山道では鳥の気配が少なく、集合時に枚岡神社付近でシメやイカル、解散時には椋ヶ根橋のそばでマヒワの群れをじっくりと観察できた。
- 元日はハイカーの数が少なく、いつも以上にたくさんの鳥たちが出てくれるものと期待したが、今回も強風が災いしてか鳥の気配はなく、唯一ルリビタキ(♀型)が道路脇に姿を現わしてくれた。帰り際にはカラスに反撃するハイタカの飛翔を見た。
- 雲ひとつない青空を冬鳥の群れが飛び交うのを期待した。が、前日の強風が悪かったのか、鳥の声も姿も少なくやや期待外れに終わった。それでも山歩きには最高の一日で、青い空をバックに翻るオオタカやノスリの姿は印象的だった。
- 枚岡神社の梅林周辺では、ツグミ、アカハラ、シロハラ、マミチャジナイなどのツグミ類が飛び交い、イカルが群れて賑やかだった。山を登るにつれて鳥影が少なくなったが、らくらく登山道の深緑橋付近でマヒワとアトリの群れをじっくり見た。また、キビタキの♀型も数羽観察した。
- 夏鳥を見るために摂河泉コースをたどりどんぐり池へ。桜広場でタカ6羽が西へ。うち2羽はハチクマだった。額田園地管理道ではマミジロの若♂・♀の水浴びを全員で観察。アマツバメ、オオルリ、エゾビタキ等期待以上の鳥を見ることができた。