2025年6月7日(土) 高野山転軸山森林公園探鳥会 ~ホトトギス・アオゲラ・キセキレイ~ 報告
天候:晴れ/くもり 参加者:45名
鳥合せ 鳥合せで保留した猛禽類=サシバ、集合前に撮影されたキバシリ、解散後に確認したイソヒヨドリの3種を含めて35種を確認
高野山の野鳥観察会への参加は、以前から興味があったものの、遠方の日帰りということで躊躇していました。しかし、思い切って参加してみたところ、とても良かったです。
大阪市内から阪急・地下鉄・南海と乗り継ぎ、極楽橋からケーブルカーで高野山駅へ。標高がぐっと上がり、ひんやりとした空気が心地よく感じられました。バスで奥之院へ向かい、集合場所に到着。天候は晴れ時々曇りで、観察には最適な環境でした。
森の奥へ進むと、清らかな空気の中で森林浴を楽しみながらの観察会が始まりました。電線では黄色が映えるキセキレイが尻尾を忙しく動かし、渓流沿いの石垣ではミソサザイが活発に出入り。ヤマガラも木立の中を飛び交い、その愛らしい姿に癒されました。
梅雨入り前の深緑の季節ということもあり、鳥たちはすぐに姿を隠してしまうことが多々ありましたが、リーダーさんの指摘で聞いている鳴き声がオオルリであると認識できました。望遠鏡を通して囀る様子を見せてもらい、その必死に鳴く姿がとてもかわいく印象的でした。リーダーさんスタッフさんたちは鳴き声だけで鳥の種類を判別できるようで、私もいつかそんな風になれたらと思います。
昼食後の散策では、キバシリには出会えませんでしたが、広場にはツバメがたくさん飛び回っていました。こんな山奥にもいることに驚きました。また、私には判別できませんでしたが、リュウキュウサンショウクイが木立の中から飛び立つ瞬間もあったようです。
鳥の鳴き声が消えた時、広場は完全な静寂に包まれ、まるで別世界にいるかのような感覚に。
最後に車や人通りのある奥之院へ戻り、近くの店の軒下でコシアカツバメの営巣について教えてもらいました。その後、鳥合わせ、観察会は終了。
なかなか訪れる機会のない高野山の奥深い森で、澄んだ空気、緑の美しさ、鳥たちの声に心が癒され、とても清々しい時間を過ごせました。リーダーさん、スタッフの皆さんに感謝です。
中村千恵子さん
参加リーダー:藤村はるえ、嶋 宏子、橋本俊昭、杉本マサ子、山下保子、石川良隆、上村 賢
画像提供:迫田昌宏さん(8点)、石川由美子さん(5点)、梁 恵美子さん(1点)、小石信幸さん(10点)、上村 賢(6点)





