一般探鳥会の報告:平成23年度上半期
飛鳥/石舞台・祝戸
- 奈良県の鳥はモズ?と間違えるほど、行く先々でモズの声と姿を確認、雌雄や年齢の識別に挑戦。
- 昼前から雨が降ったり止んだりで、時折激しい雨に遭い、お目当てのコサメビタキやエゾビタキ、渡りのタカを観察することができずに残念。
- 確認した鳥の種類こそ少なかったものの、昨年は開花が遅れたヒガンバナが、今回は収穫間近の稲穂との色の対比を楽しむことができたほか、ミズアオイの花、オニフスベの子実体、ナンバンギセルの花など、鳥以外の自然を楽しんだ。
海老江干潟シギチドリ
9月11日:15種
- 今回も潮が高かった。風はやや涼しく感じたが日差しは強く厳しい残暑だった。
- シロチドリ、コチドリ、オバシギ、イソシギを観察した。
- 干潟沖ではカワウが群れて漁をしていた。河川敷はエンマコオロギがよく鳴き秋を冠した。
8月15日:16種
- 潮が高く干潟が露出していない状況であった。
- 次第に干潟が出現しだし、キアシシバ、コチドリ、シロチドリ、ヒリハシシギ、イソシギが観察できた。
- お盆で、猛暑であり参加者があるか心配したがU50の皆さんの参加で賑わった。
- ゴミンゴは30人以上の参加者があった。炎天下河川敷でゴミ拾いしようという若者がいる事が嬉しかった。
5月8日:35種
- シギチドリ11種コアジサシ、オオヨシキリ、セッカ春の渡りの最盛期となっり、彼らの鳴き声も楽しめた。
- 観察後ゴミンゴの皆さんに加わりゴミ拾い。皆さんいやな顔もせず黙々とゴミを拾って戴いた。
4月10日:28種
- シギチドリの観察シーズンのスタートとなったがまだシギチド(5種)リよりカモ類(6種)のほうが多かった。
- コチドリ3羽が干潟で揉めていた。オバシギが到着していて喜んだ。
- 観察後はゴミンゴの皆さんと河川敷のゴミ拾い、ホームレスの人がいた後のゴミの処理が大変だった。
高野山
- 当初予定とは逆回りでスタート、奥の院でミソサザイの声、屋根の上にはキセキレイ。
- 途中、遠くからキビタキの声、アオゲラのドラミング、カッコウの声。森林公園の広場では、悠然と飛ぶクマタカの姿、慌ただしく飛ぶカワウの姿を確認。
- 集合前、高野山駅前で確認したツツドリ・ホトトギス・オオルリを含め、まずまずの成果。
- 来年以降は、集合時刻を早めるか、6月に日程を変更することを検討。
飛鳥 高松塚
- どんよりとした曇り空のもと、夏鳥との出会いを期待して総勢37名が飛鳥駅に集合。
- 幸先良く、イソヒヨドリのペアが出迎えてくれた。途中、シジュウカラやヒバリのさえずりを聞きながら進むが、鳥影は少ない。
- 昼食後、田園地帯でキジのペアを1つの視野でじっくり観察し、畑の中で抱卵中のケリも確認した。
- 鳥合わせではドバトを含め43種の野鳥を確認したが、カモの仲間をはじめ大半の冬鳥が北帰したようで、個体数も非常に少なかった。
- 期待した夏鳥は到着が遅れているようで、ツバメを除き、幸運な方がコサメビタキを確認しただけであった。
大和川
- うららかな春の日差しの中...と言いたいところでしたが、生憎の雨。
- これは私の日頃の悪行の表れか。皆さま、どうも申し訳ございませんでした。
- せめてもの救いは、5種類のカモメが出てくれたこと。
- もう少し年齢識別についてお話すればよかったかな? などと、反省しきりです。
- 私自身もいい勉強をさせていただきました。皆様、有難うございました。
飛鳥 甘樫丘
- 集合時、橿原神宮前駅中央口の屋根の上に止まったイソヒヨドリの♂を観察してから出発。
- 途中の石川池(剣池)には、カモの姿がない。和田池では、昨年に引き続き、クイナ・ヒクイナが出現、東側の農耕地では、キジがゆっくりと採餌するようすをじっくりと観察。
- 川原側広場前のハンノキとクヌギの並木では、ニュウナイスズメの雌雄を比較。
- 5歳の男の子が初参加、穏やかな天候に恵まれ、ホオジロのさえずり、ロウバイやウメの花、ハコベの花など、のどかな里山の春の息吹を感じることができた。
- 解散後、徒歩組は「なんば池」の横で1羽のマヒワを観察、49種を確認。