一般探鳥会の報告:平成23年度下半期
石川・大和川合流
- 昨日のポカポカ陽気とは打って変わった寒々とした天気で、時おり風も吹くという天候の中、先ずは道明寺駅から南へ5分程のところにある梅の名所として知られる道明寺天満宮へ。
- ここではシジュウカラ・メジロなどの留鳥などを見る。ここの梅の開花もご他聞に洩れず遅れ気味のチラホラ咲きであった。
- そのあと大和川との合流地点まで石川の河原の小道を探鳥しながら歩く。
- カワセミ・ヒバリ・ホオアカ・マガモとカルガモの交雑種などを観察、また上空をチョウゲンボウが飛行。
- 合流点の柏原市リビエール・ホールの前の河原の階段にて、この日の節句に合わせた訳ではないが雛祭りの段飾りよろしく、三々五々上下に並んで腰を下ろして昼食。
- その後は大和川に沿って河原を遡上、JR高井田駅の脇にある横穴公園にて鳥合せをして解散。
- この日はたまたま昨年の龍田川・法隆寺の一般探鳥会に参加した鳥大好き少年の小学生兄弟2名も参加し、大いに博識ぶりを発揮していた。
蜻蛉池公園
- 快晴の空、暖かい日差しに恵まれ、22名の参加者で蜻蛉池公園内を探鳥しました。
- 目当てのミコアイサは二つの池で10羽以上を見ました。
- 小鳥はホオジロ、カシラダカ、ジョウビタキ、そしてイカルの群れなどが出ました。
- この日は猛禽デーでした。ハイタカが5・6回も飛び(圧巻はほんのすぐ横を2羽のハイタカが通り過ぎたこと!)、ノスリ、トビ、オオタカ、ミサゴも上空に現れました。
- 「これだけハイタカが飛んだら小鳥は出ないね」と言いながら、大池へ行き、カモ類をウオッチングしました。
- アメリカヒドリもいました。カワセミが2羽登場、最後はコゲラの赤い羽を見て幸せな気分で探鳥会を終了しました。出現鳥は40種でした。
金剛山
- 集合時点での曇り空は風が冷たく、時々さす日差しが心地よい。10時発のケーブルを待ち、出発するも鳥の声が聞こえてこない。
- 集合地点でハシブトガラスは観察したが、四季の谷の展望デッキでやっと小鳥が出現。その後展望台手前でカシラダカ等を観察し、ちはや園地へ向う。
- ミュージアム前のキャンプ場に、ミヤマホオジロを見るが直ぐに何処かに。伏見林道の向こう斜面に40羽ほどのアトリが右に左に飛び回り、ツグミの群れも観察。その後伏見峠へ向うと、目の前にカヤクグリが。
- しかし出た鳥はこれだけ。仕方なくキャンプ場で昼食とする。鳥の出現が少ないため、葛木神社下の餌場まで鳥を探しに行くことにする。
- ミュージアム裏の階段でホオジロ、更にエナガ、メジロ、コガラ、コゲラ等の混群を観察。 葛木神社の階段横ではアオゲラがハリギリの実を食べているのをFさんが見つける。この時期のアオゲラは声を発てないため危うく見逃しそうだ。
- ここでタイムアップ。結局集合地点で鳥合せをし約1時間ほど超過し終了となる。 鳥種は少なかったのですがアオゲラも見れて、日差しが心地良く、皆さんまあまあ満足かな。ご苦労様でした。
龍田川・法隆寺
- 本日は天気晴朗なれど午後から雨の予報。参加者数が懸念されたが、それでも29名の方々にお集まり頂いた。
- 集合の時点で駅前のスーパーの窓辺にイソヒヨドリ♂が止まっているのを発見、さっと舞い降りてはハナミズキの赤い実をついばむ様子などを見物。
- 大和川ではカワセミ・イソシギそれに各種カモ類やヒドリガモに交じってアメリカヒドリ(交雑か?)や対岸の草むらに止まるハイタカ、ホオアカなどを観察。
- 竜田公園にて昼食を終える頃には案の定雨が降り出した。丘の稜線の松の木の天辺で羽根を休めるオオタカの勇姿、また要所要所でニュウナイスズメを観察。
- 雨になってからは鳥の出現も低調となったが、それでも最終集計では42種を数えて無事終了した。
- なお今回は3名の小学生達が参加、うちひとりが最後の鳥合せを進んで仕切るなど、和やかなうちに解散した。
自然史フェスティバル(長居公園)
- 大阪自然史フェスティバル2011・リミテッドのワークショップとして、『はじめての鳥見たい(隊)』を2回に分けて実施しました。
- 午前が56名、午後は78名もの一般参加者が参加され、例年通り大いに賑わいました。
- 11月も下旬というのに暖かい日が続き、期待の冬鳥は例年になく少なかったものの、その分、それぞれの特徴を望遠鏡でじっくり観察することができました。
- 午後の部では、人気者のカワセミも姿を見せ、バードウォッチングの楽しさをお伝えすることができました。
- 最後の鳥合わせまで、興味津津な参加者の皆さんの眼差しが印象的でした。近く、探鳥会でお会いできることを願っています。
- なお、このイベントは、興和株式会社・東和オプティカル株式会社のご協力により、貸出用機材の提供を受けました。
大阪城初心者
10月20日
- 市民の森では、ハクセキレイの歩き方、ヒヨドリの飛び方などに注目。
- 外堀では梢で高鳴きするモズの姿をじっくりと観察。
- 玉造口ではコサメビタキとエゾビタキの模様を比較。
- 初日、2日に参加のリピーターを含め10名が秋晴れの大阪城公園での野鳥観察を楽しむことができた。
10月19日
- 暑からず寒からずの好天に恵まれての早朝探鳥会となりました。
- 野鳥の観察は初めての方がほとんどで椿リーダーより双眼鏡の調整の仕方を説明してもらい市民の森に入りました。
- カラス類やスズメの他シジュウガラ、モズ等も見てもらいました。
- 期待していたヒタキ類は現れませんでした。キビタキの♀はよく現れました。
- スコットランドのバーダー1名も参加していた。
- 2名の方がむくどり会員になっていただきました。
10月18日
- 探鳥会は初経験という人が多く、双眼鏡を使いなれるため、ケヤキに止まっているドバト観察からスタートしました。
- ハシブトガラス・ヒヨドリのバックコーラスが響く市民の森では、樹冠を飛びまわるメジロ、木の幹をつつくコゲラ、ケヤキの実をついばむカワラヒワなどをゆっくり観察、濠の向こうからモズの高鳴きも聞きました。
- 今日一番の鳥は東外濠南端の階段登り口のアキニレにいたメボソムシクイ、目線の位置まで下りてきて挨拶をしてくれました。
- 修道館裏でコサメビタキを見て鳥合わせを終えたときキビタキの声、全員で姿をとはならなかったが、声をしっかり聞いてもらい解散とした。
金剛山
- 秋の渡りのヒタキ類を期待して、総勢29名が金剛山駅に集合。天気は薄曇り、気温13度と肌寒い。
- 集合場所では、忙しく栗の実を運ぶカケスの姿。場所を少し移動したところで、ミズキやズミの木周辺を飛び交うコサメビタキ・エゾビタキ・サメビタキをじっくり観察。
- キビタキ♀や若いオオルリ♂も出現し、一同大感激。昼食後は、さらにヒタキ類、渡りのタカの姿を求めて展望台、テラスなどを探鳥。
- 今日は駄目かと諦めかけた午後1時半頃、ログハウス裏手の休憩所で、南東方向の稜線上にサシバ15羽のタカ柱を発見。5羽のハチクマも続き、大いに盛り上がった。
- 最後に、星と自然のミュージアム前でカラ類、オオルリなどを観察して解散。ここ数日の冷え込みのせいか鳥影は薄かったものの、目的の野鳥に出会うことができ、納得の探鳥会となった。