2025年12月14日 金剛山探鳥会 報告

2025年12月14日(日) 会員限定 金剛山探鳥会 ~ミソサザイ・ウソ・アオゲラ~ 報告

天候:くもり/晴れ  参加者:11名

鳥合せ 解散後、下山中に確認されたウグイス・キクイタダキ・オオマシコの3種を含めて20種を確認

 金剛山探鳥会は、寒さの厳しい一日となりました。
 午前中は小雨が降り、風も強く、周囲は霧に包まれる時間帯もあり、まさに冬らしいコンディションでのスタートでした。
 前半は鳥の動きも少なく、静かな森の登山道を歩く時間が続きましたが、そんな中でもヒガラの姿を見ることができ、足を止めながらじっくり観察する場面もありました。急坂ということもあり、寒さの中でも汗ばむ一面がありました。
 ちはや園地の休憩所で昼食をとり、空に少しずつ明るさが戻り始めると、雰囲気が一変しました。アトリ、カヤクグリ、ウソが次々と姿を見せはじめ、特に印象的だったのは、展望台でのウソの群れです。8羽ほどの群れが食事をする様子を、参加者全員で落ち着いて観察することができ、思わず時間を忘れて見入ってしまいました。
 道中は鳥だけでなく、植物や自然の話題でも盛り上がりました。土栗(ツチグリ)の胞子袋をそっと押すと、煙のように胞子が吹き出す様子に歓声が上がり、リョウブの木をみんなで覚えたり、ムクロジの実を割って中の黒い種子を取り出し、それが羽子板の羽の黒い球であることを教えてもらったりと、歩きながら学びの多い時間となりました。
 天候は厳しい一日でしたが、その分、後半の出会いがより印象に残る探鳥会となりました。
   石川 良隆さん

参加リーダー:大門 聖、上村 賢

当日配布資料

画像提供:宮浦 務さん(4点)、山岡順子さん(1点)、梁 恵美子さん(4点)、大門 聖さん(4点)