2025年10月13日 久米田池 探鳥会 報告

2025年10月13日(月・祝) 久米田池 探鳥会 ~シギ・チドリ・カモ・サギのなかま~

天気:曇り  参加者:37名 観察種:34種 鳥合せ

久米田池は「ため池百選」(農林水産省:平成22年度)や「世界かんがい施設遺産」(国際かんがい排水委員会(ICID):平成27年度)に登録されるなど、地域で農業用ため池として活用されています。秋から少しずつ取水されて池底が現れ、渡り鳥の休息地、採餌場所として、まさに「鳥の国際空港」となります。大阪府最大の広さ45.6ha、周囲2.6kmのため池を1周しました。

カモたちも渡ってきたばかりで、オスもメスも衣替え途中。シーズン初めの「識別の難しさ」を体感しました。ヒドリガモが多くいるなか、鮮やかな緑の光沢があるアメリカヒドリは目立ちました。また、風を避けるかのように同じような大きさの小石の影に隠れたトウネンやコチドリの隠れ技はさすがでした。

今回、コサギ、ダイサギ、アオサギに加えて「チュウサギ」を観察。レモンイエローな目先、目までの口角(ダイサギは目の後方まで)、そして嘴の先が少しだけ黒いところ。ダイサギも亜種2種、冬に渡来する脚が黄色で太い亜種ダイサギもいて、見逃してはいけないポイントを識別しました。

これからも大阪・泉州地域の皆さんと、久米田池の魅力を感じ、交流できる観察会になればと思います。
(榮本和幸)

参加リーダー:天野昌弘、石川良隆、榮本和幸、橋本俊昭、庄司佳秋、渡辺元次

当日配布資料

写真提供:リーダー庄司さん(野鳥)、榮本さん(探鳥会風景)