2023年10月探鳥会報告

服部緑地定例探鳥会 10月14日(土) 天候:曇り 参加者:20名

出現種33種 

鳥合わせ

 冬鳥渡来の声もちらほらと聞く10月。駅前の集合場所の頭上にはエナガの群れが飛来しましたが、この後探鳥会を追って?ずっとにぎわせてくれました。けれど、混ざりモノの旅鳥がいない・・・?高川でも顔が黄色いハクセキレイの幼鳥が愛想よし。 うずわ池は抹茶がすこし色あせた感じで引き続き濁っています。

 久しぶりの新宮池ではお休み中のゴイサギ幼鳥にひと騒ぎ。幼鳥君には「なんだよ、ウルサイな」とばかりニラまれました。草刈り前の空き地が多いこのあたりでは、複数のモズが自己主張をしあっていました。原っぱの南端では、入れ替わりで3羽以上のシジュウカラが、メタセコイアの根際にとりついています。そこに餌はあるんか?ぱっと見ではわかりませんでした。

 カワセミ3羽が入れ替わり追いかけあう菰ヶ池、そんな中でも聞こえ続けるエナガの群れの声が、一瞬、緊張感を帯びました。頭上を越えて池の対岸にとまった影、「ホトトギス!」と思わず言ってしまいましたが、あとで考え直すにハト並みの大きさだったので、鳥合わせの時にツツドリでした、と修正しました。ここまで沈黙だった渡り要素の一番手です。

 9月にチドリ目3種の快挙があった中池では、シギチは残念でしたが、コガモが数えるとざっと40羽、ハシビロガモの姿も。残念ながらカモたちは釣り人の侵入で飛び立ち、その後どこへ落ち着いたのかわかりません。このときオオムシクイの地鳴きが横のやぶで聞こえたのですが、水鳥の観察に精一杯で、スルーしました。すみません。

 中池を回り込んで若竹池の方へ行くと、路面に大量のナンキンハゼの枝が散乱していました。「カラスの枝落とし」として知られる習性です。すぐ横の低木で、犯人らしきハシブトガラスが、「だから何?」というふてぶてしさで居座っていました。

 園内に戻って山ヶ池南側の開水面では、ヒドリガモが1羽。終わり間近、日本庭園わきの疎林で巻き込まれたカラ類の混群に、ようやく、コサメビタキが入っていました。尻上がりの渡りモード解放で種類が増えて、小鳥の森での鳥合わせが32種類。でしたが、解散後に水場になんとクロツグミが登場!半分ほどの方が残っておられたので、ちょっと反則ですがこれも加えて33種としました。