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男里川定例探鳥会の報告:2016年度
- 現地集合場所の公園で、シメを全員で見た後、ヒバリのさえずりを聞きながら海岸(河口部)へ向かった。
- 海岸へ降りる階段に3月24日付の「貝毒発生」の表示がされていた。
- そのためか、人影はほとんど見られず。今まで、潮干狩りで賑わっていた水際で、シロチドリが群がっていた。
- その中に1羽のミユビシギが混じっており、全員でじっくりと観察。図鑑を片手にしながら、その特徴を確認されていた方が何人かおられた。
- カモの顔ぶれは今までと変わりがはないが、移動中のカモが集まっているのかカモの個体数は多い。
- 特にヒドリガモの個体数は今シーズン最高の数。海上では生殖羽のウミアイサのオスが比較的近くで見られた。
- 今までたくさん見られたイカルチドリは、繁殖のため、上流へ移動したのか見られず。
- オオジュリンやツグミなどの冬鳥の姿も少なくなり、ツバメの飛翔が見られるなど、冬鳥と夏鳥の入れ替わりの時期を迎えているようだ。
- 久しぶりにクイナが見られ、ヒクイナを見られた方もいた。
- 期待のシギチの種類は多くなかったが、鳥合わせでは45種の野鳥を確認した。
- シギチの渡りのピークを迎える4月下旬頃までは、貝毒発生で、潮干狩りが自粛されるのではないかと思われるので、
- 長距離を旅するシギチがここで、安心して羽を休めてくれることを願いたい。男里川はいよいよシギチのシーズンを迎えました。
- 参加リーダー:北野谷・榮本 ・酒井・中田・中野(報告)
- 今月は、40種以上の野鳥と出会えるのを目標にスタート。
- 海上部では遠くに、カンムリカイツブリが数羽、比較的近くでウミアイサのペア、10羽程のハマシギの小群が飛翔するのが見られた。
- 海岸部の水際では、シロチドリ数羽が採餌していたが、潮が引き出すと人が浜に入りだし、どこかに飛び去る。
- 河口部には、いつもの顔ぶれのカモメやカモ類の姿があり、珍しくカイツブリが見られ、ウミアイサのメスも入ってきた。
- 今日は、風もなく暖かいので、たくさんの人が潮干狩りに入ることが予想されるので、うど橋を越え南海鉄橋手前の堰まで足を延ばした。
- 途中の中州では、今月もイカルチドリは健在。他にタヒバリやカニを咥えたイソシギなどを観察。
- ヨシ原では、今月もオオジュリンが飛び交っていたが、中々ゆっくりと姿を見せてくれない。
- 堰下流では、カルガモが多く見られ、上流側では、カイツブリやオオバンが多く見られた。
- うど橋を渡り、左岸を再び海岸に向かう。うど橋たもとのヨシ原で、数羽のオオジュリンが見やすい所に止まっており、
- 堤防上からゆっくりと観察。オオジュリン同様、ヨシの茎に付着している何かを(カイガラムシ類?)採餌しているメジロも見られ、カワセミを見られた方もいた。
- 海岸に到着すると、予想通り30人程が潮干狩りを楽しんでおり、カモやカモメ類の姿も少なくなっていた。
- 鳥合わせの結果、43種の野鳥と出会えることができ目標を達成。参加いただいた皆さんお疲れでした。
- 参加リーダー:北野谷・榮本 ・酒井・中田・中野(報告)
- 河口部に向かう途中、モズが何かを咥えて木に止まってる。よく見ると何とバッタ。
- こんな時期にバッタを咥えているのには驚いた。ハヤニエにでもするのかと見ていると、飲み込んでしまった。
- 辺りには、ビンズイや多くのホオジロの姿も見られた。河口部では、カモやカモメの個体数は少なかったが、
- カニを咥えたセグロカモメ(途中でカニを落とす)や魚を捕まえたミサゴが上空を飛翔。河口部での観察の後、右岸を上流に向かう。
- うど橋との中間付近にある中洲前で、最近いついている、タシギの出現を待つが現れず。
- イカルチドリを観察した後、オオジュリンをさがしなが上流に向かうが、なかなか見つからず。
- 今月はダメかと半分諦めていたところ、橋を渡り対岸のヨシ原でやっと見ることができた。
- 左岸を河口に向かい海岸で探鳥。河口部に到着すると、早くも10数人の方が海岸部で潮干狩りをされていた。
- 海上を探すが、遥か沖合にカンムリカイツブリが浮かぶが、望遠鏡でやっと確認できる距離。ウミアイサを探すが見つからず。
- 河口部には、カモメ類が集まりだしたので、何かレアなカモメが混じっていないか探すが見つからず。
- カモメに詳しいスタッフから識別のポイントを解説。
- カモメに興味のある方も何人かおられ、熱心に解説を聞いておられた。
- 今月は、目玉となる野鳥との出会いこそなかったが、穏やかな日和の中、40種類を超える野鳥と出会えることができた。参加いただいた皆さんお疲れ様でした。
- 参加リーダー:北野谷・榮本 ・酒井・中田・中野(報告)
- 愛嬌のいいジョウビタキのお出迎えを受けて探鳥会はスタート。
- 昨日とは、打って変わって風もなく海上は穏やか。スズガモの小群の他、ハジロカイツブリやカンムリカイツブリ、ウミアイサなどが見られた。
- 河口部ではカモメ類の小群の姿は見られたが、何故かカモの姿は少ない。
- 河口とうど橋の中間辺りの中州には、たくさんのイカルチドリが集まっており、ここでは、ヒバリやツグミの姿も見られた。
- ヨシ原では、たくさんのオオジュリンが飛び交っていたが、残念ながら全身がよく観察できる所にはなかなか止まってくれなかった。
- うど橋の少し上流でカモ類を観察。今年は河口部より、此処の方が圧倒的にカモ類は多い。
- 今月もオナガガモも見られ、綺麗な羽衣に変身していた。カモ類の他オオバンやカイツブリも見られた。
- カモ類を観察した後、左岸を歩き再度河口部へ向かい海上部を探鳥。
- スズカ゜モの数は増え50羽を超えおり、比較的近くで観察できた。(スズガモの出現は男里川では初記録)。
- 前日、シロカモメが確認されていたので、別のスタッフが探していたところ、福島海岸のテトラの上に止まっているとの連絡が入り、
- 急いで現地に向かったが、残念なことに、到着直後に姿を消してしまった。少し待機したが再び姿は現さず。もう少し早く到着していればと悔やまれる。
- 今月は、たくさんの野鳥と出会うことができ、鳥合わせでは40種を超える野鳥を確認、参加者も多く、今年の鳥見納めとして相応しい探鳥会だった。
- 鳥合わせの後、鳥インフル対策として、三脚や靴裏を消毒し13時過ぎに解散した。参加されたみなさんお疲れ様でした。
- 参加リーダー:北野谷・酒井・中田・中野(報告)
- カモの個体数は、先月に比べかなり増加。新たにオカヨシガモの姿も見られた。
- 先月は、オス・メスの識別が難しかったが、オスの生殖羽への移行が進み鮮やかな姿に変身している個体が増加していた。
- ジョウビタキやツグミ、オオジュリンなどの冬鳥も飛来。季節の移り変わりを感じた。
- ただ、オオジュリンなどのホオジロ類は、姿を見つけても直ぐに茂ったヨシの茎間に潜んでしまい、参加者全員でその姿を確認できなかったのが少し残念だった。
- 海岸や河口部に釣り人などが入っており、その影響か野鳥が少なかったのと、他のグループが観察会を行っていたので、
- 河口部での探鳥を早々に切り上げ、南海電車鉄橋近くの堰まで足を延ばし探鳥。
- 堰周辺では、100羽程のスズメが飛び交う光景やカワセミ、カイツブリなどが見られ、ジョウビタキやモズの鳴き声がよく聞こえてきた。
- 今日は、何故かカモメ類の姿はほとんど見られず、密かに期待していたズグロカモメとの出会いが叶わず少し残念な気がした。
- 参加リーダー:北野谷・酒井・中田・中野(報告)
- 河口に向かう途中、ヒバリが電線に止まってさえずるという珍しい姿に出会う。
- 河口では、ヒドリガモやウミネコの群れが見られユリカモメやセグロカモメが混じっていた。上空を大きな魚を捕まえて飛翔するミサゴの姿も見られた。
- 河口とうど橋の中間にある中洲ではイカルチドリが休んでいたが、いつもより個体数が非常に多い。ヨシの水際でクイナも出現。
- 左岸、うど橋の少し上流で2羽のノビタキが見られ、コガモやカルガモに混じり、男里川では比較的珍しいオナガガモやハシビロガモも見られた。
- モズの高鳴きがあっちこっちから聞かれたり、オオカワラヒワの群れが飛び交うなど野鳥の賑わいを実感した探鳥会だった。
- いよいよ男里川は野鳥で賑わうシーズン到来といった感じです。
- 参加リーダー:北野谷・酒井・中田・中野(報告)
- 渡り途中のツバメが河口付近にたくさん飛翔していた。
- ショウドウツバメが混じっていないかと探したが、残念ながら混じっていなかった。
- ウミネコの個体数が先月より随分と多くなり60羽を超える。左の翼をケガしたセグロカモメが今月も見られたが、翼がだらりと垂れ下がった姿は痛々しい。
- イカルチドリの個体数も増えていたが、シギやチドリの渡りのピークが過ぎたのか、種類、個体数も少なく、新たなカモの姿も見られず、
- 全体的に少し寂しい感じだったが、イソヒヨドリやミサゴ、カルガモなどが出現してくれ退屈はしなかった。
- 特にイソヒヨドリは愛嬌たっぷりで、結構楽しませてくれた。終わってみれば、先月とほぼ同じの28種の野鳥を確認した。
- 集合場所の樽井駅前には、秋祭りの提灯飾りが設置され、泉州路はこれから笛や太鼓が鳴り響き、街中をだんじりが走り回る、秋祭りの季節を迎える。
- 参加リーダー:北野谷・榮本・酒井・中田・中野(報告)
- 先月まで、響きわたっていたオオヨシキリのさえずりは聞こえなくなり、ツバメの数も随分と少なくなった。
- 海岸部には、キアシシギやキョウジョシギの姿があり、いよいよシギやチドリの秋の渡りが始まったようだ。
- 今月はシギやチドリを中心に探鳥。男里川の左右両岸では、コチドリ、イカルチドリ、イソシギ、キアシシギを観察。
- うど橋上からゴイサギの幼鳥の姿が見られた。以前は普通に見られたが、最近では殆どその姿は見られなくなっている。
- 河口西側の福島海岸にオバシギがいるとの情報があり、福島海岸まで足を延ばす。
- しかし、福島海岸にはシロチドリやキアシシギ、キョウジョシギの姿はあるが、お目当てのオバシギの姿はなし。
- 半分諦めていたところ、ラッキーなことに、オバシギがひょっこりと姿を現し、真近くで楽しませてくれ、オバシギで探鳥会を締めくくった。
- 暑さ厳しい折、参加いただいたみなさんお疲れ様でした。
- 参加リーダー:北野谷・榮本・中田・中野(報告)
- 男里川へ向かう街中は、うだるような暑さ。しかし、海岸に着くと心地よい浜風が吹き、暑さはさほど感じられない。
- 今月は、清掃探鳥会。海岸で少し探鳥した後、海岸部や干潟周辺の空き缶やペットボトルを中心に回収。
- 一見、あまりないように見えたが、テトラポットやヨシ原には、たくさん散乱しており、30分程で17袋を回収した。
- その後、右岸上流の堰まで、ゴミを回収しながら探鳥。数は少ないが、ケリやシロチドリ、イカルチドリ、イソシギ、キアシシギなど22種類の野鳥を観察した。
- 参加いただいた皆様本当にお疲れ様でした。
- 参加リーダー:北野谷・榮本・酒井・中田・中野(報告)
- 昨夜から降り続いていた雨も集合時間前には止み探鳥会は開催できた。
- シギやチドリ類が通過した男里川は、野鳥が少ないのでカニ類を中心に観察。
- 今日は、満潮時刻と重なり、干潟は少ししか干出していなかったが、カニがびっしりと。
- その数の多さに参加者から感嘆の声が上がる。アシハラガ二に混じり、赤いハサミをしたシオマネキの姿が際立つ。
- 少し高い砂地ではハクセンシオマネキがびっしりと。一見、砂粒が一面に散らばっているように見えるが、望遠鏡で覗くと、この全てがハクセンシオマネキ。
- 他にヤマトオサガニやハマガニ、カクベンケイガニが見られ、男里の干潟は、カニ天国といった様相だった。
- 対岸のテトラの上には5羽のチュウシャクシギが潮の引くのを待つように休んでいる姿も見られた。
- 今日は、水位が高く川の中やヨシ原には入れなかったが、@ アシハラガニ A ハマガニ B カクベンケイガニ
- C ヤマトオサガニ D ハクセンシオマネキ E シオマネキの6種類のカニの様々な様子を観察した。
- 参加リーダー:北野谷・榮本・酒井・中田・中野(報告)
- 昨年ケリが繁殖していた場所に立ち寄るが、今年は繁殖しなかったのか、ヒナは確認できなかったがコチドリの交尾が見られた。
- 河口に到着すると海上上空を数羽のコアジサシが飛び交い、セッカとオオヨシキリのさえずりが聞こえてくるが鳥影は少ない。
- 小潮で満潮時刻と重なり水位が高く、シキチは少なく、シロチドリとキアシぎの2種類のみ。
- 探鳥会開始前にはキョウジョシギとチュウシャクシギの姿があったが、残念ながら見つからなかった。
- 今日は、潮の状況が芳しくないので、橋を渡って海岸には向かわず、上流に向かう。
- 途中、セッカとオオヨシキリがヨシの見やすいところに止まり、さえずっていたので、その姿をじっくりと観察。
- 橋を少し越た上流の水際でヒクイナの姿があり、その姿をじっくりと観察。。
- しばらくするとカルガモの7羽のヒナも出てきた。また、マガモのオス1羽も見られた。
- ハクセンシオマネキの生息地では、元気にハサミを振り回す無数の姿がみられ、
- シギやチドリの少なくなった男里の干潟は、これからカニ類の天国となるだろう。
- 参加リーダー:北野谷・榮本・酒井・中田・中野(報告)
- 昨年、ケリが繁殖したところに立ち寄り、男里川に向かう。ヒナの姿は確認できなかったが、抱卵中らしき姿勢のケリが見られた。
- 近くの下水処理場の構内の地面で採餌するシメの小群が見られた。
- 海岸に到着すると数羽のコアジサシが飛び交っている。
- 徐々に潮が引きだしており、少し干出した沖の中州に百羽程のハマシギが採餌。
- 暫くすると、半数程が飛び立ち塊となって海上を群舞。その素晴らしい光景に、参加者全員が見とれる。
- 水際に目を向けると、シロチドリやコチドリ、メダイチドリ、キョウジョシギ、チュウシャクシギなど多くのシギやチドリの姿が見られるが、参加者の目線は赤いメダイチドリやキョウジョシギに向けられた。
- コサギやダイサギは、婚姻色になっており、目先がブルーに輝くダイサギには、美しい!と感嘆の声が上がった。
- 先月は、一瞬でしか見られなかったクイナをジックリと見ることができた。
- さらに、イカルチドリの親子まで見ることができた。ちょこちょこと動くヒナの姿に“可愛い!”という声も上がっていた。
- 今日は、福島海岸まで足を伸ばし、最後にメダイチドリの小群を真近くで観察。近くの砂浜でイソヒヨドリの美しいさえずりを聞きながら、鳥合わせの後終了した。
- 今日は、見どころが多く、予定していた時間があっ〜という間に経過してしまったが、参加者の皆さんは満足された様子だった。参加された皆さんお疲れ様でした。
- 参加リーダー:北野谷・中田・酒井・中野(報告)