男里川定例探鳥会の報告:平成25年度下半期
- 先月とほぼ同じ位の個体数のカモが残っており、河口内よりも海上での数が多く見られました。
- 先週までいた、ホウロクシギは抜けてしまったようで残念でしたが、コチドリ、シロチドリ、ハマシギが入っており、いよいよシギチのシーズン到来を実感しまた。新たにどんなシギチと出会えるか来月が楽しみです。
- ヨシ原ではオオジュリンが、ヨシの茎に付着している何かをしきりに食べている姿が見られ、中には頭が少し黒くなりかけている個体もいました。何を食べているのか、ヨシを数本採取し調べて見たところ、ヨシの節部付近には茶色い色をした、カイガラムシ?のようなものが付着しており、これをエサとしていることを全員で確認しました。
- 水面すれすれを飛び交うツバメの姿があり、ハクセキレイやセグロセキレイ、イソヒヨドリのさえずりも聞かれ、季節の移り変わりを感じました。
- 目玉になる野鳥との出会いはありませんでしたが、前半は少し風があり肌寒く感じましたが、昼前には風も止みボカポカ陽気となり、磯の香りが漂よう気持のいい探鳥会でした。
- 体調を崩され少しお休みされていた、リーダーの坪内さんが久方振りに参加され、お元気そうなお顔を見せていただきました。しかし、ご本人からの希望もあり、4月から男里川のリーダーを退かれることになりました。長い間お疲れさまでした。いつまでもお元気で過ごされることを心より願っています。
- 参加リーダー:中野 勝弥(報告)、坪内 晴美、北野谷 義廣
- 先月同様、河口付近では多くのカモが見られ、海上にはオナガガモやハジロカイツブリ、カンムリカイツブリが見られた。
- ヨシの葉鞘が落ち、セッカやホオジロ、カシラダカ、アオジ、オオジュリンがエサを食べている姿がよく観察できた。
- 河口付近では珍しいキセキレイの姿もあった。
- 今日は風もなく穏やかな天候で、今年度最高の種類数と個体数で、参加者の皆さんは驚かれた様子でした。
- 参加リーダー:中野 勝弥(報告)、北野谷 義廣
- 駅から現地集合場所に到着すると現地集合の参加者が元鷺山跡地の樹木に止まっているオオタカを望遠鏡に入れ駅集合組みを待ってくれていた。
- 新しい年始めの探鳥会としては上々のスタート。全員で暫らくオオタカを観察した後男里川へ向かった。
- 河口に到着すると、ここでは多くのカモが見られ海岸沖にはカンムリカイツブリの姿も。
- カモは、ヒドリガモ100羽。コガモ95羽の他男里川では比較的珍しいオカヨシガモやヨシガモも見られた。
- うど橋上流側の堆積土砂の撤去工事が始まっており、ホオジロ類などの小鳥の姿は少なかったが、久し振りにカワセミも出現した。
- 鳥合せ終了直前にチョウゲンボウが出現し探鳥会を締めくくってくれた。
- 今日は風も無く暖かい気候で、多くの野鳥と出会え参加された皆さんは満足された様子でした。
- 参加リーダー:中野 勝弥(報告)、北野谷 義廣、榮本 和幸
- 男里川に向かう途中のグラウンドで、50羽を越えるヒバリが群れで採餌している姿が見られた。
- 男里川に到着すると、野鳥の姿は極端に少なく、全体がひっそりとした感じ。
- 特にヒドリガモの個体数は極端に少ない。
- 気温が低く、おまけに時折霰が降るなど、探鳥の条件としては、最悪の状態。
- 種類こそ30種類を確認したが、個体数は極端にに少し、今年最後を締めくくる探鳥会としては少し期待外れであった。
- 悪天候にも係わらず参加いただいたみなさんお疲れ様でした。
- 参加リーダー:中野 勝弥(報告)、北野谷 義廣
- 今年もズグロカモメ2羽(若)の飛来を確認。他のカモメ類の群れから外れ、干潟上空を低く飛びまわり、カニを捕まえると、干潟に下りて食べる様子が観察できた。
- 先月に比べカモメ類の数も増え、セグロカモメとオオセグロカモメが並んでいたので、両種の違いがよくわかった。
- 中州で休んでいるイカルチドリは、堆積した玉石と同じ色をしており、その姿を探すのは宝さがしのようだった。ここでイカルチドリが潜んでいることが分からなければ、多分見逃して通り過ぎてしまうだろう? また、先月確認したダイシャクシギは、越冬するのではと予想されていたが、先週末よりその姿は見られなくなっている。もう抜けてしまったのだろうか?
- ヨシ原にはホオジロ類の小群が入っていたが、ヨシの葉がまだ落ちてないため、姿を見るのには苦労したが、ホオジロ、カシラダカ、アオジの姿はなんとか確認できた。
- 今日は風もなく穏やかな日和で、干潟に遊びに来ていた地元の女の子3人(中学生)に野鳥に興味を持ってもらうため、望遠鏡ををとおしてカモメ類やカモ類を見てもらった。これを機会に、野鳥に関心をもち、また来てくれるといいのだが。
- 参加リーダー:中野 勝弥(報告)、北野谷 義廣、榮本 和幸
- シギやチドリのシーズンが過ぎ、その姿は少なくなったが、先月確認したダイシャクシギとオオソリハシシギは今月も見られ、ひょっとすると越冬するのでは?との期待も膨らむ。
- カモ類は先月に比べると随分と数が増えてきた。殆どのカモはエクリプス状態で、特にコガモのオス・メスの識別は難しい。
- 鳥会が終った直後から、ユリカモメやウミネコ、セグロカモメの群れが次々と飛来し水面に浮かび始めた。来月になるとズグロカモメの姿も見られるかも知れない。
- 探鳥会中、常識では考えられない光景を目撃し、参加者全員唖然とした。どこから進入してきたのか、1台の四輪駆動車が河原や干潟内を走行し、再び上流方向へ走り去った。干潟には、くっきりとタイヤ後が残されていた。
- 前日までの雨の影響か、激流で水量も多く、普段とは全く異なった男里川の様相を呈していた。
- 参加リーダー:中野 勝弥(報告)、坪内 晴美、北野谷 義廣、榮本 和幸