男里川定例探鳥会の報告:平成25年度上半期
- 今日のメインは清掃。
- 両岸とも例年に比べ投棄ゴミは少ない。
- 満潮時刻と重なり漂着ゴミも少ない。
- 翌日は地元の「里川の干潟を守る会」が右岸の海岸部を清掃されるので、左岸側のペットボトル類や空き瓶・空き缶を中心に回収。
- 結果は、ペットボトル類3袋・空き缶・空き瓶1袋を回収。
- もうシギチの渡りが始まっているのか、シロチドリ、メダイチドリ、キアシシギなどの姿があり、上流で繁殖していたイカルチドリも帰って来ていました。
- 来月はシギチドリとの出会いに期待です。
- 参加リーダー:中野(報告)・北野谷・榮本
- シギやチドリが通過した男里川は野鳥の種類が少なくなり、少し淋しい感じがしましたが、コチドリ、シロチドリ、メダイチドリ、チュウシャクシギの姿が見られました。
- シギやチドリがいなくなった干潟はカニ天国で、多種・多様なカニが干潟一面をビッシリとうごめいています。
- 今日は野鳥観察に加えカニウォッチングを楽しみましました。参加者一人ひとりがバケツバケツを持ってカニ捕りに挑戦です。動きの早いカニを捕まえるには一苦労しましたが、バケツの中には沢山のカニが入っていました。
- 捕まえたカニの種類を皆で確認したところ、シオマネキやハクセンシオマネキ、ユビアカベンケイガニなど12種類のカニが見つかりました。参加された皆さんはカニの種類の多さとともに個体数の多さにもびっくりされていました。
- カニの観察を通して、この多くのカニ達が、シギやチドリの餌として大切な役割を担っていることを再確認した探鳥会でもありました。
- 【今日見たカニの種類】
1.モクズガニ 2.カクベンケイガニ 3.ケフサイソガニ 4.タカノケフサイソガニ 5.アカテガニ 6.クロベンケイガニ 7.ヤマトオサガニ 8.ハクセンシオマネキ 9.シオマネキ 10.ハマガニ 11.アシハラガニ 12,ユビアカベンケイガニ - 参加リーダー:中野(報告)・坪内、北野谷
- 男里川定例探鳥会は今月で、200回を迎えました。
- 100回目は2004年5月22日で、当時のリーダーは長谷川道雄さんが務めておられました。
- 100回と200回が共に5月とは、偶然の事でしょうか?何か因縁めいたものがあるように感じられます。
- 200回はあくまで通過点。これからもスタッフ一同継続してがんばりますので、今後ともよろしくお願いします。
- シギやチドリの渡りのピークが過ぎた男里川は、先月に比べ随分と種類・個体数が減っていましたが、先月見られなかったキアシシギが見られましたたが、何故か常連のイソシギの姿はありませんでした。
- 海岸部の水際ではコアジサシがダイビングして小魚を捕らえ、岸で待機するメス(?)に小魚を運ぶ光景が随所で見られ、プロポーズが成立したのか、交尾するシーンも見られました。
- 河原では多くのツバメが飛び交い、干潟部で巣材の泥を集めている姿も見られました。
- また、干潟部では多くのカニたちが活発に活動するようになり、ハクセンシオマネキの独特の求愛ポーズがいたるところで見られました。男里川はいよいよカニ天国の到来です。
- 来月は野鳥の姿も少なくなるので、カニの観察を中心に行う予定にしています。「
- たくあんを餌にした、カニ釣りも行う予定です。ご家族で是非ご参加ください。
- 参加リーダー:中野(報告)・北野谷・榮本
- 毎年この時期、河口部は潮干狩りの人で賑わうのだが、今年は幸い(?)にも貝毒の影響か潮干狩りをする人は殆どいない。
- そのためか、シギやチドリは海岸部や干潟部を自由に飛びまわって餌を探していた。
- 今月はシギやチドリとの出会いに期待してか、いつもより参加者が多い。
- そんな参加者の期待に応えるかのように、30羽近いチュウシャクシギやハマシギの群れ。
- 夏羽のトウネンやメダイチドリが出現し楽しませてくれた。
- チュウシャクシギがカニを捕まえ、放り投げる様に脚をもぎとり食べる様子も見られた。
- カモやカモメ類、ツグミなどの冬鳥の姿は殆ど見られなくなり、季節の移り変わりを実感した。
- 今日は野鳥の羽に興味のある2家族の参加があり、探鳥会終了後スタッフの坪内さんを講師に、希望者で仮剥製などを教材に羽の勉強を少し行った。
- 散歩中の方も飛び入り参加され好評だった。
- 来月はコアジサシなどの夏鳥にも出会えるだろう。
- また、来月は200回目の探鳥会を迎えます。
- 参加リーダー:中野(報告)・坪内・榮本