男里川定例探鳥会の報告:平成26年度下半期

平成27年3月28日(土)

天候:晴れ

14名

観察種数:46種

 
写真はクリックすると拡大して見れます。(中田さん撮影)
  • 海岸部への入口には、貝毒発生の看板が掲示され、水際で潮干狩りを楽しむ人の姿は全くなく、野鳥たちは自由に飛び回り、まさに野鳥天国といった様相を呈していた。
  • オオソリハシシギなど7種類のシギやチドリを確認。特にシロチドリやハマシギの個体数が徐々に増え、ハマシギは30羽を越え、シギ・チドリのシーズン到来を実感した。
  • カモなど冬鳥の種類数は、先月と余り変化はなかったが、個体数は随分と少なくなり、特にオオジュリンなどヨシ原の野鳥は激減していた。
  • ツバメは至る所で飛び交い、干潟で巣材の泥を集める姿が多く見られ、海岸手前のソーラーパネル設置場所でケリが放卵らしき姿勢をとるなど、野鳥を通して季節の移り変わりを実感。
  • 日は風もなく暖かく、予想もしなかったキジのメスやクロハラアジサシを含め、多くの野鳥と出会え、参加された皆さんは満足された様子だった。
  • 参加リーダー:北野谷・榮本・中田・中野(報告)

平成27年2月28日(土)

天候:晴れ

19名

観察種数:42種

 
写真はクリックすると拡大して見れます。(中田さん撮影)
  • 河口近くの松並木では今月もビンズイの姿がありました。
  • 沖の中州にシロカモメ、セグロカモメ、ウミネコがそれぞれ1羽が休んでおり、シロカモメの大きさが際立っていました。
  • 先月は飛翔する姿だけでしたが、海岸に着いて直ぐに休んでいる姿をじっくりとみれてラッキーでした。
  • 初めてシロカモメを見た参加者もおられ、多くの方がカメラを向けておられました。
  • 河口部には多くのカモの姿があり、中でもヒドリガモの個体数は今シーズン最高の200羽を越えていました。
  • ただ、前日までいたクロガモ(♀)の姿がなかったのが、少し残念でした。
  • そのカモの群れが突如一斉に飛び立ち、何があったのかと辺りを見渡すと、上空遠くにハヤブサの姿が見られ、海上を飛び回るカモの光景は圧巻でした。
  • 昼を過ぎた頃からカモメ類が次々と集まりだし、水浴びをしたり中州で休む50羽を超える群れの中でもシロカモメの姿が際立っていました。
  • 群れの中にはユリカモメの姿は全く見られませんでしたが、カモメが半数近くを占めていたのは珍しいことです。
  • 先月まで多く見られたイカルチドリやヨシ原のオオジュリン、アオジなどの姿が少なくなり、上空ではヒバリがさえずるなど、ちょっぴり春の訪れを感じる探鳥会でした。
  • 参加リーダー:中野 勝弥(報告)・北野谷 義廣・榮本 和幸・中田 亘

平成27年1月24日(土)

天候:晴れ

15名

観察種数:46種

写真はクリックすると拡大して見れます。
  • 愛想のいいジョウビタキのメスの出迎えを受けて2015年の探鳥会がスタート。
  • ミヤコドリやビロードキンクロは抜けてしまったが、先週末より新たにシロカモメが入っており、今日はシロカモメとの出会いに期待です。
  • 先月と同じコースで松並木に立ち寄って河口に向かう。松並木では先月より多い十数羽のビンズイの姿があった。
  • 他にシメやシロハラも。河口に到着し、シロカモメを探すが見つからず。海上を眺めていると、上空を白っぽい大きなカモメが北に向かって飛ぶ。シロカモメだ。その姿を追いかけるが遠くになり見えなくなる。
  • 暫くするとラッキーなことに、今度はこちらに向かって飛んでくる。南の方向に飛ぶ姿を真近で見ることができた。
  • ヨシ原ではホオジロの仲間が多く、中でもオオジュリンは群れで飛び交い、ヨシの種を食べるホオジロの姿も多くみられた。
  • うど橋の上流では、堆積した土砂の撤去工事が始まっており、土砂が撤去された跡には多くの野鳥が群がっており、タヒバリやカワセミも見られた。
  • カモの個体数も段々と増え、男里川では比較的珍しいオカヨシガモやヨシガモの姿もあった。
  • 今日は風もなく穏やかな天候で、45種と多くの野鳥に出会え、2015年のスタートとしては上々の探鳥会だった。
  • 参加リーダー:中野 勝弥(報告)・北野谷 義廣・榮本 和幸・中田 亘

平成26年12月27日(土)

天候:晴れ

10名

観察種数:42種

写真はクリックすると拡大して見れます。(中田さん撮影)
  • 今日は少し探鳥コースを変え、ビンズイを目的に海沿いの松並木に寄ってから河口に向かいました
  • 松並木では、お目当てのビンズイの他、多くの野鳥が見られ結構面白かったです。
  • 河口に到着し、海上を眺めると沖合に比較的大きめの黒いカモらしき姿がありましたが、余りにも距離が遠いことから、識別は一旦諦めることにしました。
  • ヨシ原では、先月に比べヨシの葉が落ちて、野鳥の姿が見易くなっているので、オオジュリンがヨシの茎に付着している昆虫を捕食している様子をじっくりと観察することができました。
  • 中州には多くのイカルチドリが転石の中に溶け込んでうずくまっており、見つけるのに苦労しましたが、丁寧に探して見るとハマシギも紛れ込んでいました。
  • 残念なことにミヤコドリ3羽の姿がありません。12月10日に姿を消し、もう抜けたかと思っていたら、18日に再び戻って来てくれ昨日まで滞在していました。また戻って来るかも知れません?
  • 今日は、風もなく穏やかな天候で40種を越す野鳥と出会うことができ、この1年を締めくくるに相応しい鳥見納めだったと思います。
  • 昼食後、再度黒いカモの識別に挑戦しました。60倍の望遠鏡で何とかシルエット程度まで観察できる距離に迄近づいてきましたが
  • 色は逆光で全体が黒っぽく見え細部を確認することはできませんが、時折羽ばたいた時に次列風切が白く見えたことから、ビロードキンクロとし1種追加することにしました。
  • 参加リーダー:中野 勝弥(報告)・北野谷 義廣・中田 亘

平成26年11月22日(土)

天候:晴れ

11名

観察種数:36種

  • 先月31日より飛来しているミヤコドリ3羽は現在も滞在しており、河口部に到着すると直ぐにその姿が見られ、暫しの間、二枚貝を食べる様子などをじっくりと観察し、その姿を楽しんだ。
  • ヨシ原では、ホオジロ類の姿が多くなり、ホオジロの他、アオジ、カシラダカ、オオジュリンの姿が見られ、セッカ2羽も出現した。
  • カモの個体数は先月に比べ随分と増えてきたが、なぜかカモメの姿は少なく今日のもう一つ目玉であったズグロカモメは残念ながら出現しなかった。
  • (開始前には干潟周辺を飛翔する姿は確認されている。)。
  • 今日は少し汗ばむ位のぽかぽか陽気で、参加された皆さんは、多くの野鳥と出会えて満足された様子でした。
  • 参加リーダー:中野 勝弥(報告)・北野谷 義廣・中田 亘

平成26年10月25日(土)

天候:晴れ

11名

観察種数:37種

  • 河口部に到着した時は潮位が高く野鳥の姿が少なかったが、暫くして潮が引出すと、徐々に野鳥の姿が増えてきた。
  • シギチの渡りの時期も過ぎたが、干潟の水際では、個体数は少ないが、コチドリ、イカルチドリ、ハマシキ、キアシシギなどが姿を現し、キアシシギがカニを捕食する光景をジックリと観察した。
  • 先月見られなかったカモ類やユリカモメ・セグロカモメも飛来し、男里川で例年見られる、カモやカモメ類の顔ぶれがほぼ出揃った。これから個体数も更に増加するだろう。
  • また、ジョウビタキやオオジュリンなどの冬鳥の姿の他、海上を群れで移動するヒヨドリが何回も見られた。
  • いよいよ、男里川の主役はシギチから、カモやカモメ類に代わったことを実感した探鳥会だった。
  • 参加リーダー:中野 勝弥(報告)・北野谷 義廣・榮本 和幸・中田 亘