植物観察会の報告:平成31年(令和元年・2019年)度

2020/2/24(月・祝)/大阪城公園/巨石と木の実/天候:晴れ/参加者21名/観察種数25種/鳥合わせ

大阪城は豊臣秀吉が作ったと思われているが、徳川時代に入って各地の大名によりつくられたことを、京橋門・桜門・大手門に残されている巨石や、刻印石広場・隠し曲輪など石垣の刻印から確認した。
もう一つのテーマである植物、メジロがウメの蜜を吸いに来ていたが、木の実と野鳥(ツグミなど)の関係を見ることができなかったため、早春の野草の花やロゼットを観察して終了とした。
その結果、参加してくださった21名の方に野鳥は25種、樹木20種、野草20種ほどを楽しんでいただいた。

参加リーダー:平

当日配布資料

2019/12/10(火)/旧吹田村歴史散策 巨樹・旧家・神社仏閣・朝ビール見学など/天候:晴れ/参加者30名/観察種数15種/鳥合わせ

今日は吹田市の中心部である旧吹田村10カ所余りを巡って、神社仏閣や民家にある巨樹大木を観察した。鳥はほとんどいなかったが、途中の安威川・神崎川合流点、江戸時代の旧跡「吹田の渡し」で、ユリカモメ・ヒドリガモ・キンクロハジロなど見ることができた。
終了後、アサヒビール吹田工場を見学、試飲会に参加し締めくくった。

参加リーダー:平・中筋

当日配布資料

2019/9/19(木)/枚方淀川河川敷/外来種を中心とする野草(第2回)/天候:晴れ/参加者19名/観察種数24種/鳥合わせ

スタート後の関西医大裏、淀川堤防~河川公園は下見から一週間の間に草刈されており、観察予定の野草(=雑草)が無くなっていたが、「草は草刈されてこそ生き残る」との説明から始めた。
そんな中で見つけた野草の花を集めてもらい、約30種ほどについて木陰で簡単に解説をした。今回資料に載せた80種ほどの野草は、外来(帰化)種と在来(日本)産種の比率がほぼ50:50であったが、このうち60種ほどを観察し、新しく見つかった野草をプラスし70種ほどが観察種となった。
イネ科植物が多かったのでシマスズメノヒエ・タチスズメノヒエ・アメリカスズメノヒエ・メヒシバ・セイバンモロコシ等々、いろんなイネ科の種について花の形、雄しべ(葯)と雌しべ(柱頭を観察した。参加された植物に詳しい方が、いろいろ説明してくださったこともあり、参加者は春以上に多かった野草の花を堪能して下さった。
鳥はあまり見ていないが、スタート前の集合場所で関西医大周辺を3羽のチョウゲンボウが飛び回ったこと、野鳥通り(愛称)のセンダン林でコサメビタキを見たこと、御殿山駅近くで解散直後に見つかったイソヒヨドリを追加し、トータル24種確認できた。

参加リーダー:平軍二・香月

当日配布資料

2019/6/12(火)/関西大学の巨樹/関大博物館見学/天候:晴れ/参加者31名/観察種数10種/鳥合わせ

関西大学千里山キャンパスは開学100年近い歴史があり、吹田市内にある都市公園(万博公園や千里北公園・千里南公園)の開園50~60年に比し、整備された時期が早いことから、吹田市内で確認された幹周り2mの大木1710本のうち、107本がまとまってあり、環境省が巨樹としている幹周3mの木が多い所である。
この関大キャンパス内で、①巨樹レベルの木、そして②巨樹が生き続ける厳しさを中心に観察した。
野鳥は、キャンパスの木がクスノキが中心であることから少なく10種に止まったが、学生食堂で昼食を賞味し、関大博物館では「蓄音機で聞くSPレコードによる演奏会」を鑑賞するなど、大学でないとできない体験もあり、参加者に楽しんでもらうことができた。

参加リーダー:平軍二・中筋好子

当日配布資料

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