植物観察会の報告:平成25年(2013)度上半期
植物・関大の大木
- 写真は左上から
- @全員写真(と言いつつ、たまたま二人の方おられませんでした)
- A全員写真のバックに移っているクスノキの全景(但し、下見時に反対側から写したものです。)
- 1990年代に環境省が調査した「巨木:幹周り3m(直径約1m)以上の木」は、全国で5万本以上確認されている。
- 吹田市には3m以上の巨木が少ないので、2m以上の木を「大木」と称して2007年に調査した結果、市内全域で928本をリストアップした。
- その時、関西大学千里山キャンパス内に87本の大木を確認したが、今日はその内40本ほど見て歩いた。
- キャンパスが建設され90年、植樹された木が生長し、巨木レベルの木も多く、猛暑の日でしたが大木の木陰を歩いたので、それ程暑さを感じないですみました。
- スタート時に不手際があり、30分遅れのスタートとなりましたが、参加して下さった方には関西大学の大木を楽しんでいただいたものと思います。
- 尚、大木はクスノキ中心で、樹種が少ないこともあって鳥が少なく、声を聞いた鳥のみで7種に止まった。
- 参加リーダー:平軍二
植物・くろんど園地・シダ
- 写真は左上から
- 機関車トーマスでディスプレイされた京阪電車(交野線私市駅)。交野線で四両一編成なのですが、タイミングが良ければこの電車に乗れます。この車両は車内もトーマス一色です。
- コモチシダ。9月頃実のようなもの(無性芽)が葉の表面につきます。くろんど園地のシダでは一番大きく、1.5〜2m程にもなります。
- ホラシノブ。20p〜30pほどの小さなシダ。
- カタヒバ。神社の林床などで良く見られるヒカゲノカズラに似ていますが、カタヒバは岩に張り付いています。
- コウヤコケシノブ。同じく岩に張り付いている、小さなサンゴ礁?
- ウチワゴケ。岩に張り付いていて、コケと見間違うほどです。
- くろんど園地入口の「すいれん池」で終了とし、シダ合わせ・鳥合わせを行いました。
- シダへの挑戦は昨年の箕面に次いで2回目、今回はシダに造詣の深い小牧さん(交野野鳥の会)に案内役をお願いしました。
- シダは3億年前に全盛期があり現在石炭として掘られているとのシダの歴史、胞子→受精→前葉体→胞子葉と成長するシダの一生、特に、シダの前葉体を中心にシダの基礎解説からスタートしました。
- わかりやすさでスズメレベルのゼンマイ・シシガシラ、シジュウカラレベルのイノモトソウ・オオバイノモトソウ、ムシクイレベルのオオイタチシダ・ヤマイタチシダ、そしてくろんど園地の目玉と言えるコモチシダ、コケとの違いが分かりにくいウチワゴケ・コウヤコケシノブなど、40種近いシダを観察した。
- 鳥も昨日の雨が上がり大喜び、平野部でホトトギス、渓流に入ってオオルリ(姿も見ることができた)・ウグイス、そして昼食時にコジュケイとBGMも切れ目なしで、16種確認した。
- 参加リーダー:平軍二・(小牧綾子)
植物・大阪市大植物園
- 写真は左から
- 植物園入ってすぐに見える満開のユキヤナギ
- 今の季節人気ナンバーワンの場所、カタクリの花園
- 金魚の尾の形をした葉のキンギョツバキの説明を受ける
- 香りのあるサクラの園芸品種、上匂(ジョウニオイ)
- 満開のミツバツツジをバックに全員集合
- コジュケイの「ちょっと来い」に誘われて植物園に入ってすぐ、職員の方に園内ガイドツアーをお願いし、シンボルの木ともいえるメタセコイア、今が見ごろのカタクリ、金魚の尾のような葉をもつキンギョツバキ、そしてサクラ山へと、ウグイスの法華経をBGMに、この時期の園内見どころを案内していただいた。
- 今日の主テーマはサクラ、「識別ポイントは蕚筒にあり」と予習の後、ヤマザクラ・オオシマザクラ、上匂(ジョウニオイ)・熊谷(クマガイ)など、満開の花見を楽しみつつサクラ山を巡り、ヤマザクラ・イトザクラの花吹雪の中で昼食とした。
- 午後からはウグイスカグラ・コクサギ・コブクザクラなどサクラ以外の木々の花も確認しながら、満開のコバノミツバツツジをバックに集合写真を撮った。
- 鳥はほとんど見ていなかったが、声を中心に20種確認した。
- 参加リーダー:平軍二