植物観察会の報告:平成23年(2011)上半期

平成23年9月24日()

天候:晴れ

観察種数:19

案内

信太山

  • 9月24日 前回続いて、信太山に里山自然公園を求める会の方々の案内で、惣ヶ池湿地など信太山丘陵で秋の野草を観察しました。
  • 満開の大阪府絶滅危惧T類コバノワレモコウ、前回観察済の絶滅危惧U類コモウセンゴケ、更に準絶滅種ミズオトギリ・ムカゴニンジン、そしてヒメジソとイヌコウジュの違い、ヒメシロネ・イボクサ・サワヒヨドリ・ボントクタデなど湿地の花を楽しみました。
  • 草々の花に見とれて鳥はほとんど見ていませんでしたが、耳から入る声を中心に19種を確認しました。

平成23年7月24日()

天候:晴れ

観察種数:15

案内

信太山

  • 7月24日 「信太山丘陵に里山自然公園を求める会」の花田茂義氏から、「信太山に自然公園を」の運動状況について説明を受けた後スタートし、惣ヶ池湿地及び和泉市所有地で湿地の植物を中心に観察した。
  • 観察した主な植物は惣ヶ池湿地周辺:コバナワレモコウ(葉のみ)、ハンゲショウ(花後の実)、アギナシ(葉のみ)、クサヨシ(花後の実)、ヒメシロネ(葉のみ)、ノギラン(花)など、和泉市管理地:コモウセンゴケ(花)、イシモチソウ(花が終わり、全草が枯れた状態)、オトギリソウ(つぼみ)、アリノトウグサ(花)など。中でもコモウセンゴケの愛らしい花と、ロゼット状の葉につく捕虫用腺毛に人気が集まった。
  • 鳥はコジュケイ・ウグイス・メジロ・ホオジロのさえずりの他、大野池で越夏している2羽のキンクロハジロを観察した。

写真は左から「惣ヶ池湿地」「 ムラクモカレハ 」「コモウセンゴケ」

平成23年6月1日()

天候:雨

観察種数:52

案内

枚岡

  • 雨で中止。

平成23年4月1日()

天候:晴れ

観察種数:22

案内

京都植物園

  • サクラの開花が昨年より一週間遅れ、早咲きのカンヒザクラ・カワツザクラ・オカメ・トウカイザクラなどは咲いていたものの、ソメイヨシノ・ヤマザクラはちらほら程度でした。
  • お目当ての山野草の開花も遅れていたが、ミスミソウ・トキハイカリソウ・フタバアオイ・ハナネコノメ、樹木もコモジュ・ヒカゲツツジ・オニバシリなど、資料に写真入りで紹介した山野草30種、桜15種、樹木15種、そのほかにも20種ほど、80種の植物を確認した。
  • 植物を見ていて鳥はお留守だったことから、ドバトを入れて22種に止まった。

 

 

写真は上左から、オニバシリ、コモジュ、ミスミソウ白シロ、トキワイカリソウ

平成23年1月27日()

天候:晴れ

観察種数:39

案内

大泉緑地

  • 今年は冬鳥、液果の好きなツグミ・シロハラや、乾果と呼んでいる硬い木の実が好きなマヒワなどが多いため植物観察会がしやすい冬です。
  • 液果はクスノキ・トウネズミモチ・センダンは食べつくされ、ピラカンサも残りわずか、例年3月まで残っているクロガネモチも少なくなっているので、ツグミ・ヒヨドリの食糧事情が心配される状況でした。
  • 一方、マヒワの好きな乾果はアキニレ・サルスベリ・メタセコイア・アメリカフウの何れでも観察され、数100羽生息していてもまだまだ餌はあり、渡去まで定住するものと推定されます。
  • 特に翼果であるアキニレは、木から落ちても風に乗り実が園内一円に散布されているため、アキニレの木がない50羽程のマヒワが採餌しているところも確認しました。
  • 本題の植物も@大泉緑地までの遊歩道に植栽されている木や、A鳥が採餌している木を中心に50種ほど観察しました。