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植物観察会の報告:平成27年(2015)度下半期
奈良春日大社の巨樹観察と御本殿参拝
- 昨年9月に続く異なるジャンルの組み合わせ観察会、「奈良の巨樹」に紹介されている樹や、800年前の絵巻物「春日権現験記」に描かれていた御本殿内の「大杉」や「砂ずりの藤」など、30本ほどの巨樹を観察するとともに、春日大社の御本殿を参拝した。
- 春日大社の神域として1000年以上守られてきた森では、イチイガシ・クスノキ・ケヤキ・ムクロジなどさまざまな巨樹と、巨樹に巻きつく藤などを観察した。勢いのある巨樹が多かったものの、落雷で先端が折れた樹、幹の内部が腐食・空洞化し、樹皮部分のみが残っている樹など、長く生きる厳しさを実感させる樹もあった。
- 鳥はあまり見ていないが、スタート直後にアオバトの群、サギ池でカワセミ、上空をカラスに追われながらも何回も輪を描いたノスリ、林床にいたトラツグミ、スギの実に集まっていたカワラヒワ・アトリなどを観察した。参加して下さった30名の方には、巨樹・神社、そして鳥を楽しんでもらうことができた。
- 現地配布資料
- 参加リーダー:平
万博公園の木の実 (植物)
- 万博探鳥会は平が鳥に植物との関係を教えられた探鳥地、30年間万博公園で見てきたことの復習でした。
- 資料に写真を載せた鳥が食べにくる木の実60種を中心に、液果約20種、乾果約25種を観察した。
- 中でも最近目立ってきたカラスによるクスノキの枝落としや、アトリがアキニレに群がるさま、アメリカフウの実にぶら下がっている行動を確認し、多数の参加者に木の実に鳥が来ることを実感してもらうことができた。
- 現地配布資料
- 参加リーダー:平