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植物観察会の報告:平成27年(2015)度上半期
奈良東大寺の巨樹観察と大仏拝観
- 植物観察会62回目にして、初めて鳥・植物以外のジャンル、大仏拝観を組み合わせた観察会とした。
- この初トライに興味を持って下さった方が多く、トータル参加者29名と盛会だった。
- 午前中は巨樹、「奈良市・巨樹を親しむ会」作成の資料「東大寺周辺の巨樹」をベースに、18本(16種)を観察した。
- 観察した巨樹の半分近くに何らかの損傷があり、巨樹が生き続けることの厳しさを確認した。
- 中でも幹周り4mを超えるコナラが「ナラ枯れ」に罹災しており、生きているところは南側に伸びた枝のみで、早晩枯れると思われた。
- 午後は大仏殿の中で本尊・大仏をゆっくり拝観し、大きさを実感した。
- 鳥は殆んど観察していないが、イカル・アカゲラ・キビタキなど声、昼食時に頭上で遊んでくれたエナガの群など、19種確認した。
- 現地配布資料
- 参加リーダー:平
万博公園(万博の森を見る)
- 万博探鳥会は昭和60(1985)年2月にスタートし、15年2月で満30年となった。
- 7月万博定例探鳥会日に30周年記念報告会として、午前中は鳥班(定例探鳥会)、植物班(万博の森を見る)に分かれ、両班ともゴミ集めをしながら園内を一巡、午後は万博公園内の自然観察学習館に集まり、室内報告会とした。
- 植物班は万博公園が植樹されたばかりの頃の写真と現在と比較、木々が大きく育ったこと、まばらな植林地の木々が生長し暗い森になったこと、立派な森の林床に草が無くキジが棲めなくなったこと、そして、現在行われている自立した森づくりの状況などを確認しながら歩いた。
- 午後の報告会では「万博公園探鳥会の30年」、「万博公園の野鳥・昆虫写真」、「万博公園のオオタカの動画」を紹介したあと、会場から質問を受ける「ディスカッション」、オオタカを中心とする会場との質疑に盛り上がり、万博探鳥会30周年記念にふさわしい報告会となった。
- 現地配布資料
- 参加リーダー:平・足立、他万博定例リーダー
京都植物園/春の山野草とサクラ
- 下見で確認した植物から約80種の写真資料をベースに、植物生態園では山野草40種以上、木の花10種以上、更に桜林で30種近いサクラや果物の花、更に資料以外に椿の花、ヒノキなど針葉樹の花、雑草の花と、100種前後を観察しました。
- 更に、鳥もウグイス・シジュウカラ・イカルなどに加え、シロハラのさえずりも堪能し、トータル26種となりました。
- 快晴の観察日和、予想以上の参加者がありましたが、それぞれに楽しんでくださったと思います。。
- 現地配布資料
- 参加リーダー:平