2023年6月30日 バードライフ・インターナショナルから夢洲・大阪湾の保全・回復を要望する書簡が博覧会協会、大阪市に届けられました.
国際環境NGOバードライフ・インターナショナル本部のリチャード・グリメット氏(保全ディレクター)は、大阪湾夢洲で計画されている「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」に関して、大阪湾に残された湿地環境の保全と回復のためにあらゆる手段を講じることを要望する書簡を、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会や大阪市、環境省に国内環境団体を通じて6月30日に送付された(以下訳文の要約)。
・バードライフ・インターナショナルは博覧会協会、大阪市に大阪湾の湿地環境の保全と回復のためにあらゆる手段を講じることを求めた。
・夢洲は、絶滅危惧種ヘラシギが観察されていたことから渡り鳥シギ・チドリの重要な中継地として、南港野鳥園と合わせて重要であると指摘した。
・大阪・関西万博の開発、期間中の利用や万博終了後の跡地利用で生息地が失われる可能性から、博覧会協会、大阪市などに対して専門家、市民団体、万博出展企業の知恵と技術を活用し、環境再生の拠点とすることを求めた。
バードライフ・インターナショナル https://www.birdlife.org/
1922年に英国で発足。世界100以上の国や地域のパートナー団体で構成される国際的な鳥類保護団体。IUCNレッドリストの鳥類部門の公式な評価機関としても知られる。