むくどり通信270号（2021年11月号）
発行日：2021.11.12
特集：大阪府の鳥 小さな猛禽 モズ
特集記事
秋、キイー キイー キチキチキチキチと、木のてっぺんやアンテナなどよく目立つところに止まり、けたたましく鳴くモズ。さえずりではなく「高鳴き」と呼ばれる冬の間の縄張りを主張する独特の鳴き声です。冬の間、モズは雌雄別れて単独で過ごすことから、高鳴きはオスもメスも行います。
モズは、大阪府の鳥として1965年に指定され、公式マスコットキャラクターの「もずやん※」としてもよく知られています。又、府の鳥だけでなく堺市の鳥にもなっています。堺市では、市制100周年の記念で市民の投票により、1989年に市の鳥に選定されました。堺市のシンボルである大仙古墳。そこに語り継がれる仁徳天皇とモズの出会いの伝説から、「百舌鳥」という地名がうまれたといわれています。
私たち大阪支部がシンボルバードとしてモズを採用しているのもこういったことが理由です。
モズは、府民や堺市民にとって、最もなじみのある鳥ですが、その野生の姿は案外知られていません。
特集では、モズがどんな鳥でどんな生活をしているのかを分かりやすく紹介します。モズのことをもっと好きになる、そんなきっかけとなれば幸いです。
contents
2 特集 大阪府の鳥 小さな猛禽 モズ
3 モズのくらし
6 モズの高鳴き
7 モズの繁殖環境と巣
8 モズの食べ物に注目
9 なぜ私はモズが好きなのか
10 日本のモズ モズ以外の種類に会うのは至難
11 身近な鳥から鳥類学 第59回 モズのはやにえの不思議
12 鳥ガールのぐぜり 第18回
13 小山慎司の日本列島鳥見旅 第9回
14 例会案内
16 日本野鳥の会SDGｓの取り組み/eBird Japan オープン
17 アシナガシギが南港野鳥園・夢洲に飛来 大阪府内初記録
18 鳥信 こんな鳥観たよ オオハシシギ、イワミセキレイ他
22 幹事会報告/ 環境影響評価準備書に対する意見書提出
23 次号予告/編集後記
24 オンライン野鳥フォーラムの案内/2021年度ガンカモ調査について
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