大阪府内のシロチドリの繁殖状況調査にご協力ください 2025年

大阪府内のシロチドリの繁殖状況調査にご協力ください  2025年

調査目的

大阪府内のシロチドリの繁殖状況・繁殖場所などの現状を把握し、有効な保護対策につなげること。
※シロチドリは、全国的に減少が著しく、大阪府内でも繁殖できる場所が限られ、危機的な状況となっています。
詳しくは、むくどり通信NO.285(2024年11月号)「大阪湾岸の野鳥を守ろう シロチドリの今・・・」をご参照ください。

調査期間

2025年5月から8月

調査範囲

大阪府内の海岸部 砂浜や海岸に近い場所の埋立地や空き地の裸地など
特に泉州地域(岸和田市、貝塚市、泉佐野市、泉南市、阪南市、岬町)の海岸部の情報がほしいです。

調査方法

以下の①~⑤について、報告フォームにより大阪支部までお知らせください。

①成鳥の観察

繁殖期にはオスとメスの識別は簡単です。

オスは頭と胸の帯が黒く見えます(写真左)

メスは黒くなく、上面と同じ色(写真右)

観察したオスとメスを数えてください。

オス
メス

②成鳥の擬傷行動

巣やヒナから敵を遠ざけるため親鳥は翼を広げながら地面を歩いて傷ついたフリをします。擬傷行動を観察したら近くで繁殖している証です。観察は切り上げて、すぐにその場から離れるようにお願いします。

③巣や卵の確認

巣を探すことはやめましょう。偶然、親鳥が抱卵中の巣を見つけた場合は

遠くからの確認にとどめ、すぐにその場から離れるようにお願いします。

※直接、砂の上に産卵したり、小さな石などを集めて巣をつくることも。

まだらに草が生えたようなところに巣をつくることが多い。

通常3卵。抱卵期間は3週間程度。

④ヒナ・幼鳥の観察

シロチドリのヒナは、孵化後すぐに巣を離れ歩き回ることができます。
小さなヒナは足がとても大きく見えます。
親鳥の近くをちょこちょこと走っているところなどを見かけたら、すぐにその場から離れるようにお願いします。
親鳥が擬傷行動をしている間はヒナはじっと砂に体を伏せて動かないことが多いです。親と同じくらいになった幼鳥上面の羽の羽縁が白いのがよく目立ちます。

ヒナ
幼鳥

⑤保護の課題など 

観察場所の状況  工事中や人や車の出入りなどで繁殖への悪影響が懸念される状況があり、緊急での対応が必要と思われる場合は、下記までご連絡ください。

◆調査に関する問い合わせ先

日本野鳥の会大阪支部 シロチドリ繁殖状況調査担当 納家(なや) 

e-mail:naya78148901@gaia.eonet.ne.jp  TEL090-1139-8901

プレゼント

調査に協力いただいた方にはシロチドリのシール(右)をプレゼントします。
調査結果は、支部ホームページやむくどり通信でお知らせします。