むくどり通信280号

特集 榎本佳樹の野鳥愛 -榎本の想いを今に-

特集記事

榎本佳樹生誕150年記念特集にあたって
榎本佳樹さんは、日本野鳥の会大阪支部の創設に深く関わられ、支部黎明期に指導者として活躍された方です。
日本野鳥の会創始者の中西悟堂をして「鳥類保護の権化」、「日本鳥学界の至宝」と言わしめた在野の鳥類研究家として、広く名を知られていました。
その著書「野鳥便覧」(上下巻、大阪支部発行)は、野外識別に重点を置いた画期的な図鑑であり、
長い鳥類研究の集大成といえるものでした。
榎本氏の生誕150年にあたり、明治・大正・昭和と野鳥研究に生涯をかけた氏の足跡を多くの人々に伝え、野鳥とそれを取り巻く自然環境が厳しさをます今、改めて、その思いに触れ、野鳥の保護について考える契機にしたいと思います。

contents

2 榎本佳樹生誕150年記念特集
3 榎本佳樹ってどんな人
4 榎本佳樹ゆかりの地
6 榎本佳樹と大阪の鳥
7 榎本佳樹の探鳥スタイル
8 榎本佳樹をめぐる人々
9 「野鳥」誌と榎本佳樹
10 榎本佳樹の足跡を訪ねる探鳥会
13 野鳥の会の回顧
14 榎本佳樹の生涯 略年譜
18 「野鳥便覧」復刻版の発行について
19 身近な鳥から鳥類学 第69回 越冬イワツバメのねぐら
20 かもめコーヒー・今日のお客さん 第10回
21 小山慎司の日本列島鳥見旅 第19回
22 探鳥会報告/鳥の羽根鑑定大会2023
23 保護活動 夢洲・大阪湾岸の野鳥を守ろう
24 研究ダイアリー
25 鳥信 シラオネッタイチョウ、アホウドリ他
30 幹事会報告 / 本の紹介
31 次号予告/編集後記
32 大阪自然史フェスティバル2023 案内他