堺第7-3区鳥類生息環境の保全活動

堺第7-3区鳥類生息環境の保全活動

 堺第 7-3 区は、 およそ 50 年前から 30 年にわたり産業廃棄物処理のために広大な海域が埋め立てられてできた場所です。その広さは約 280ha に及びます。 堺第 7-3 区は、 埋め立ての進行の過程で、 さまざまな環境が形成され、 環境に応じた多くの野鳥が生息してきました。 2006 年には大阪府内で初めてのチュウヒ (環境省 : 絶滅危惧ⅠB 類) の繁殖が確認されるなど、湿地や草地環境を好む野鳥にとって重要な生息場所として機能してきました。
 現在、一次処分地は 「みなと堺グリーンひろば」として開放されていて、二次処分地については立入制限区域となっています。二次処分地では約 20 年前 (2004 年) から大阪府が取り組む事業 「共生の森づくり」 として市民参加の森づくりが行われてきました。 又、 2011 年には共生の森に隣接してメガソーラー事業が稼働するなど、 大きな環境の変化がありました。 2024 年には共生の森エリア (湿地や草地を含む約 100ha)が「自然共生サイト」に指定され、今後、当地が生物多様性保全の拠点として機能していくことが期待されます。
 日本野鳥の会大阪支部は、 これまでの当地の自然の変遷や野鳥の生息状況の変化などを調査・記録し、 当地を再び水鳥などの一大渡来地とするため、未来にどのような環境を残すのか、 今後どういった取り組みが求められるのかなどを考えたいと思います。

2026年度実行方針

  • 月1回の鳥類生息調査を実施する。
  • ひきつづき「共生の森づくり全体会議、みらい会議」に参加し、野鳥保護についての提案を行うとともに、NPO法人共生の森と協力しながら、将来(一般開放時)の環境整備方針について検討を行う。
  • 特に、2024年10月に共生の森が自然共生サイトに認定されたことを受けて、野鳥の生息地としての環境改善について、具体的な検討と提案を行う。