アカショウビンの生態研究:渡り行動と生息環境によるさえずりの違い
副題:もっと多くの人と鳥の研究活動の文化をつくることについて
開催日時 | 2023年6月3日(土) 14:00~17:00(予定) |
場所 | NEXT21 2階ホール(大阪市天王寺区清水谷町6-16) |
講演者 | 講師 植村 慎吾 氏(認定NPO法人バードリサーチ理事) |
講演内容 | アカショウビンの生態研究:渡り行動と生息環境によるさえずりの違い |
申込 | 申し込み不要、ただし先着50名 |
参加費 | 1000円(資料代)学生は無料 |
担当 | 日本バードレスキュー協会・日本野鳥の会ひょうご・日本野鳥の会大阪支部共催 |
南西諸島のアカショウビンのさえずりは、南の島で声が低く北の島で声が高い傾向があります。一般に鳥のさえずりは、生息する音の環境中で伝わりやすい特徴を持つように進化すると言われています。
南西諸島でも、南北で音響環境の違いがあって、アカショウビンはそれに影響されてさえずりの声の高さが変わっているようです。
音響環境の特性とその違いを生む原因、音響環境によるさえずりの違いがアカショウビンの進化に影響しているかもしれないという研究を紹介していただきます。
また、宮古島でのアカショウビンへのGPSデータロガーを装着しての渡り研究の成果や判明した越冬地に実際に行ってみた様子などもお話しいただきます。 最後に、講師からバードリサーチで現在取り組んでいる企画についても紹介いただき、社会に大きな鳥類学の研究部屋のようなものをつくりたいという野望も共有したいと思います。