錦織公園定例探鳥会の報告:平成22年度(2010)上半期分

6月27日

まずは、電線に止まるハシボソガラスの家族のようすをじっくりと観察。園内のあちこちで、エナガやシジュウカラ、コゲラやメジロ、ヒヨドリやムクドリの幼鳥や若鳥、親子連れを確認。河内の里ではスズメ、峠の吊り橋ではツバメの給餌のようすも観察。梅雨の中休みの蒸し暑い1日、身近な鳥たちが懸命に生きる姿に感動。

5月23日

雨天中止

4月25日

雲一つない快晴の元、スタートした梅の里でシメ・イカルの大群が地上、樹上でにぎやかに餌をついばんでいた シャクナゲの谷でオオルリ2羽、桜木の里ではアカハラ・シロハラ・クロツグミ・ビンズイ・センダイムシクイを確認、さかんに囀っていた。やんちゃの里ではキビタキの囀り、オオルリの姿が見られ、野鳥と共にツツジ、シャクナゲなどが咲き誇る春爛漫の探鳥会であった。

3月28日

まず、細谷池でカモを観察。石水苑でシダレザクラを識別しているとき、上空を西南西から東北東にかけて、次々と飛来するタカの群れ。ノスリ3羽も混じり、4群50羽以上のサシバ。春の渡りのタカ柱に一同大感激。梅の里では、トラツグミやツグミ、シロハラやシメが地上で採餌するようすをじっくりと観察。とくにトラツグミは、長いミミズを地面からひっばり出すところまで確認。せせらぎの小径では、オオタカが間近の木の枝に止まり、虹彩の色や眉斑のようすなどを観察。大満足の探鳥会となった。

2月28日

集合時刻には昨晩からの雨も上がり、細谷池に久し振りに出現したオシドリの観察からスタート。梅の里では、地面でしきりにエサをついばむシメの群れ。オスとメスの違い、冬羽と夏羽に換羽途中の個体などをじっくりと確認。河内の里では、メスを獲得するために、しきりに鳴き交わしながら小競り合いを続けるシジュウカラのオスを観察。前月より観察した鳥の種類が減ったものの、ウメやフクジュソウ、セリバオウレンの花、ヤナギの芽吹き、ウグイスのさえずり練習など、早春の錦織公園を楽しむことができた。

1月24日

細谷池でカモやホオジロの仲間、梅の里でシメやモズを観察。桜木の里では、上空をゆっくりと帆翔するノスリに急接近するツミを目撃したほか、さらに上空を飛翔する2羽のハイタカも確認。河内の里では、オオタカが飛翔するなど、4種類の猛禽類が出現。残念ながら、ルリビタキ・トラツグミ・キクイタダキは、一部の参加者のみの確認であったが、展望台下の園路では、なんとカキの実を食べるウグイスの姿を全員が観察したほか、じゅんさい池では、何度もダイビングするカワセミをゆっくりと観察することができた。