南港野鳥園定例探鳥会の報告:平成22年度(2010)下半期分
3月27日
干潮の時間が遅い悪条件の上にカモ類が姿も少ない中央展望塔での観察だったところに、塔近くの樹の茂みに逃げ込んだムクドリを追ってハイタカが飛来、時折茂みを覗き込む姿を至近距離で観察する事が出来た。緑地エリアではマヒワの群れを観察した。(報告 小西)
2月27日
干潮で干潟が現れているのに鳥がいない。原因は猛禽類。チョウゲンボウが展望棟前の池を監視中なのでゆっくり観察出来ました。ハイタカも飛んで来た。ならば、林の方にマヒワを探しに出掛けたけど鳥の気配が殆ど無し。レンジャーの方によると今期来ている猛禽は狩り上手だそうで、小鳥達は皆逃げてしまっているそうです。
1月22日
毎年一月は夕方からの探鳥会。今年は池にツクシガモをはじめ沢山のカモが居たが暗くなりだすとハヤブサが池のカモを狙い飛来、その為カモ達は池の真中に固まっていたが、一列になって泳ぐハシビロガモや干潟を小走りで移動するコガモをシルエットで確認。ハヤブサがかなり暗くなるまで飛回ったのは新発見?でした。その後は星の観察で木星や天頂のスバルを観て終了しました。(報告 小山)
12月26日
南池の定位置でミサゴは食事中。チュウヒがやって来て葦原上を餌を求めて低空飛行するもなかなか捕まえられなっかた。最近はオオタカが常駐していない為か先月に続きカモがいてくれて楽しめた。緑地エリアでは木の上にいるシロハラを2羽観察出来た。(報告松岡)
11月28日
湿地エリアでは探鳥開始時からミサゴが4羽出現、南池上空を飛んでいた。その下でカモ類を種類・数共に多く確認、猛禽類出現による園外避難も無くじっくり観察出来た。緑地エリアではジョウビタキ・ウグイス・シロハラ等の声を確認したが、茂みから出ない為参加者全員が姿を確認出来ずにいた。
10月24日
湿地エリアではオオタカ・ミサゴが樹木等に止まり、満潮で僅かに現れた干潟にアオアシシギ・コガモ・サギ類が集まっていた。緑地エリアでは地面を歩くクロツグミや木々の間を飛ぶキビタキ・コサメビタキ・ジョウビタキ等をじっくり観察する事が出来た。
9月26日
湿地エリアは干潮が昼過ぎの為干潟の少ない状態だったが、カワウやサギ類の脚元をシギ類が歩き、早くもカモ類(オスはエクリプス状態)が飛来していた。緑地エリアではオオルリ・コサメビタキ・メボソムシクイを観る事が出来たが、頭上の茂った樹木の隙間からの観察で大変苦労した。
8月22日
猛暑のなか、21名の参加者での探鳥会となった。中央展望塔では、干潮で姿を現した干潟にトウネン・アオアシシギを主とした南下中のシギ類、サギやカルガモが群れていた。緑地内は数こそ少なかったが、ヤマガラを珍しく観れた。
7月25日
今月は清掃探鳥会と言う事で主に緑地内を清掃。樹木の下等で菓子などの小さなゴミ、工事関係のモノなどを拾った。野鳥の方は緑地内ではスズメ・ムクドリ・ハクセキレイを目にする程度、水辺の方は「アオサ取り」の為人が入っていたが、カルガモ・チドリ類、早くも南下するトウネンの姿が観察された。