男里川定例探鳥会の報告:平成21年度(2009)下半期分

12月26日

今まで気付かなかったが、河口から海側に向かって、新たに砂嘴が形成されており、そこにユリカモメ、ウミネコ、セグロカモメなどのカモメ類100羽程が群れており、いよいよ冬本番といった感じになってきた。カモはヒドリガモが大半でマガモやコガモの姿は少ない。いつものように中州の転石にイカルチドリがうずくまっている姿も。ヨシ等の高茎草木が倒れているためか、先月同様ホオジロ類の姿は少ない。帰路にカワセミが出現し全員が確認したので、出現リストに含めた。

11月28日

前日に比べ気温が低く、風が強いため震え上がるような寒さ。海上には白波が立っている。そのためか、河口内では多くのカモメ類やカモが入っている。エクリプスのウミアイサ3羽もいた。風が強いせいか、小鳥類の姿は少なく、常連のモズやイカルチドリの姿は見なれなかった。今月11日の雨で川は増水し、中洲の高径草木は一斉になぎ倒され、先月とは全く違った光景を呈していた。先週から飛来しているズグロカモメの姿が見られなかったのは残念だった。

10月24日

河口付近では連合大阪の組合員やその家族約50名がゴミ拾いをされている。そのため、河口部に野鳥の姿はないので、上流に向かう。シギやチドリの姿はめっきり少なくなり、替わってヒドリガモ・コガモ・マガモといったカモ類やカモメ類、ホオジロ類などの冬鳥の姿が見られた。これから段々と冬鳥の姿が増えてくるだろう。水際でコチドリとイカルチドリが並んで休んでいたので、その違いをジックリと観察することが出来た。また、久方振りにカワセミも現れた。

9月26日

樽井駅出発直前に、ペアのイソヒヨドリが現れ幸先のいいスタート。河口に到着すると、干潟は露出しているが、シギやチドリの姿は少ないように見えた。しかし、丁寧に探して見ると、シロチドリ・トウネン・イソシギ・キアシシギ・チュウシャクシギの姿が見られる。対岸に向かう途中、モズの高鳴きが所々で聞かれ、コガモの姿もあり、秋の到来を実感する。対岸の河口ではイカルチドリ・クサシギが見られた。夏のような暑さだったが、シギやチドリなと゜が近くで見られ、参加さた皆様は満足された様子だった。

8月22日

キョウジョシギをはじめ、9種類のシギ・チドリが観察できた。汐の状況が余り芳しくない(干潮時刻:14:07)のでシギ・チドリの出現を心配したが、まずまずの状況。イソヒヨドリ、カワセミが随所で出現し探鳥会を盛り上げてくれた。日差しも余り強くなく、時たま心地よい浜風が吹き、一足早い秋を感じた探鳥会だった。

7月25日

今にも雨が降り出しそうな中、河口近くの集合場所に行く。海岸に出ると風が強いが浜風が心地よかった。チュウシャクシジやキアシシジが干潟で見られ繁殖が終わったのかイカルチドリも見られた。久々に上空のゴイサギを発見みんな大喜び。暑い中でのゴミ拾い参加者のみなさまごくろうさまでした。