男里川定例探鳥会の報告:平成20年度(2008)下半期分
12月27日
今日は珍しいことに、コサギ、ダイサギ、ユリカモメといった白色の野鳥の姿はない。中州のセンダンやナンキンハゼの木に、ムクドリ、ツグミ、ヒヨドリが群れで実を食べている。ヒドリガモの数は増えて来たが、今年はカモメ類の飛来数は極端に少ない。種類こそ30種を数えたが、一年の締めくくりとしては、少し淋しい探鳥会だった。この一年間男里川にお越しいただいた皆様ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
11月22日
今日は、150回の区切りの探鳥会。前日までの寒さも和らぎ、絶好の鳥見日和。今日は30種を目標に出発する。しかし、干潟に到着すると干潟は静まり返っており、鳥影は少ない。常連のダイサギ、マガモ、ミサゴ、ユリカモメなどの姿は見られず。変わってアオジ、ツグミ、ジョウビタキを今シーズン初認。少し期待外れの感がした。鳥合わせの後、心ばかりの記念品を贈呈し、記念撮影をし終了とした。
10月25日
海岸に向かう途中の旧サギ山の更地でイカルチドリ、埋立地の草原でホオジロ、ノビタキが出現し、幸先の良いスタート。しかし、海岸に到着すると、連合大阪の組合員の皆さんが、海岸や干潟の清掃活動をされている。大阪湾一帯を一斉に清掃されているとのこと。そのためか、野鳥の姿は少ない。それでも、上空を多くのミサゴが飛翔したり、清掃工場の煙突に長時間ハヤブサがとまる姿などが観察でき、参加された皆さんは満足された様子だった。
9月27日
海岸に出ると、心地よい浜風が頬を過ぎる。干潟のヨシ原すれすれにチョウゲンボウが暫しホバリング。何を捕まえるか参加者一同、息を呑んで見守るが、結局何も捕らえず飛び去る。海上ではウミネコが飛び交い、モズの高鳴きが響き渡り、コガモも飛来している。いよいよ秋到来と言った感じ。
8月23日
集合時刻には雨は上がったが参加者はなし。スタッフ3名で現地に向かう。現地に到着するとミサゴがダイビングして魚を捕まえる場面に遭遇。満潮時刻と重なり、干潟が水没しており、シギ・チドリの姿は少ない。テトラポットの上にチュウシャクシギやキアシシギの姿が。途中10時30分頃雨が強くなり、途中で中止とした。人影も鳥影も少なく、ひっそりしていた中、イソヒヨドリの囀りが一際際立っていた。
7月26日
早くも、秋の渡りが始まっているのか、チュウシャクシギ、キアシシギなどが干潟で見られた。上流で繁殖していた、イカルチドリも移動してきている。暑い中でのゴミ拾いも、シギやチドリの姿を見ると何かほっとしたような気になる。