淀川定例探鳥会の報告:平成22年度(2010)上半期分
6月20日
雨の天気予報に反して探鳥中は曇空が続き、15名の参加者での開催となった。鳥種はありふれたもので有ったが幼鳥の姿をよく目にし、淀川水道橋付近では葦に止まって親鳥を待つツバメの子達や一羽だけ連れて水面を進むカルガモの親子、城北公園の池では「大きな瓜坊」状態のカイツブリの親子を観察した。
5月16日
毛馬閘門ではケリの成鳥とその半分ほどの背丈の幼鳥を観察、草原に隠れては出てくる幼鳥をレンズで追いかけた。その後、長柄橋を渡り柴島干潟へ移動。橋の下では繁殖しているハッカチョウを、干潟では囀りだしたオオヨシキリやセッカの声を聞きながらシギ・チドリ類を観察した。
4月18日
開催20周年となった今月は城北方面へ。水面ではカモ類、川岸の芝生ではツグミと冬鳥が観られる一方、ヒバリやウグイスの囀りが聴けた。赤川鉄橋付近の開けた砂利の広場では、鋭い声で鳴くケリの親鳥の横をあちこち動き回る雛鳥が観られ、我々を楽しませてくれた。
3月21日
黄砂の影響で視界の悪い中での探鳥会の開催となった。毛馬閘門付近ではケリがチョウゲンボウを追い払う場面に遭遇したり、ヒドリガモに混じって多数のヨシガモを観察した。あちらこちらでツグミの姿を目にし、また早くも親鳥から餌をもらうモズも幼鳥を観察したり、ウグイスの囀りを耳にしたりと春を体感した。
2月21日
毛馬閘門で観られた、淀川の両岸に届く程のカモ達の大群はいなくなったが、ヒドリガモ・ホシハジロを中心とした小さな群れは河の所々で観られ、中に混じってヨシガモ・オカヨシガモ等が観察された。城北公園へ到達するまで、足元ではヒバリ・ツグミ、樹々ではモズ・カワラヒワ等が観察出来た。
1月17日
毛馬閘門では我々の立つすぐ近くにヒドリガモの群れが芝生を啄ばむ姿が観られ、羽根の細かい部分まで観察出来た。その後、長柄橋を渡り右岸へ。柴島干潟では遠くに川面を飛ぶチュウヒを観察し、ヨシ原ではケリ数羽を観察、ケリ独特の囀りを聞くことが出来た。