鶴見緑地定例探鳥会の報告:平成21年度(2009)下半期分
12月19日
数日来の寒波で今日もぐっと冷え込んだ。蓮田には一面うっすらと氷が張ってカモたちの姿はなく、そのなかでタシギは朝日を浴びて美しかった。ケリとも久々に出会うことができた。公園の大池には珍しくハジロカイツブリがやって来た。風が強かったせいか、林の小鳥たちの姿はまばらでカワセミは元気にその姿を見せてくれた。今年一年、折に触れ私達をドキドキさせてくれたチョウゲンボウが、最後に私達の頭上を飛んだ。
11月21日
見通しが良くなってきた蓮田に此の冬もタシギが戻ってきた。立ち枯れの蓮の茎に止まったカワセミは陽光を全身に浴びて鮮やかだ。ツグミが公園の並木に見え隠れするが、その姿を捉えるのには、かなりの根気が必要だった。大池には浄水装置が設置され、その効果があってかオカヨシガモの群れも戻ってきた。ハイタカが幾度となく上空を旋回し、小鳥たちは警戒してか姿を隠している様子だ。その代わりアオバトとの出会いが待っていた。いつもの食事場所ではなかったけれど、みんなでアオバトを観ながらおいしい昼食を楽しんだ。
10月17日
秋晴れの中を出発した。雨の予報が嘘のようだ。駅前の並木にモズが止まって何やら鳴き真似をしている。カワラヒワの小群もやって来た。大池もカモたちで少し賑わってきた。カイツブリはすっかり冬羽だ。山のエリアではキビタキやコサメビタキそしてメボソムシクイなどを確認した。モズの高鳴きは公園内のどこにいても聞こえるほどで、梢に止まっている姿を観ながら♂・♀・幼鳥などの違いを話し合った。昼前になって、雷が鳴りだして雨が降ってきたので少し歩いて鳥合わせをした。その頃には休憩所の外は滝のような雨となっていた。
9月19日
空は一面雲におおわれていたが、晴れの予報を信じて駅前をスタートした。モズが梢でなにやら鳴き真似をしている。公園内では時折、高鳴きも聞こえてきた。大池には早くもコガモが1羽やって来て、その傍らをカワセミの幼鳥が2羽で仲良く飛び回っていた。ヒタキやムシクイたちは林の中でしばしの休息をとっており、名残のツバメが私達の頭上をかすめていった。
8月15日
お盆休みの連休にもかかわらず、総勢11名でいざ出発。駅前のプールには既に入場待ちの長蛇の列が出来ていた。今日は陽射しを避けるために、いつもの農地はパスして緑地へ直行した。夏には見かけることが少なくなったカワラヒワが並木の天辺で飛び交っていた。ヒヨドリの幼鳥は頭の羽毛が生え揃っていなくて飛びかたもぎこちない。まだまだ顔の黄色いシジュウカラの巣立ちビナは発声練習を繰り返していた。飛び交うトンボの数も多くなり、秋の近さを実感した。みんなみんな大きく育て。
7月18日
曇り空で直射日光が遮られ幾分しのぎやすくなった。今日は恒例の清掃探鳥会。3連休の初日、そして今日から夏休みの学校も多いとあって、駅前の人の往来も多くなっている。緑地内の清掃はフリーゾーン(山のエリアを除いた部分)を中心に行なった。途中カルガモの親子が居る水溜りまで足を延ばした。4羽のヒナが元気に育っていた。午前中で作業を終えた。みなさんお疲れ様でした。