鉢ヶ峯定例探鳥会の報告:平成22年度(2010)上半期

5月2日

農耕地上空をダイサギ9羽が渡って行くのを観察。耕したばかりの畑にムクドリ、ヒバリ、ハクセキレイそれに冬鳥のツグミまでもが集まって来る。ため池斜面の草地にはキジの雄が闊歩していた。夏鳥のさえずりを期待したが、現れなかった。

4月4日

満開の桜の下、歩いていると少し汗ばむほどの陽気。農耕地ではツバメが飛び交い、ウグイスやヒバリのさえずりも本番を迎えたようだ。ケリはひときわ警戒の声を発していた。第2豊田川では、キセキレイやヤマガラが水浴びに余念がなく、ピッポー ピッポーと鳴く声をたどってゆくと、ベニマシコの雄が現れた。

3月7日

雨にもかかわらず、待ち合わせ場所の法道寺付近をイカルの群れが飛び回り、墓地周辺でトラツグミにも出会う。1羽のコサギが池の上を軽やかに飛び去る。エノキの枯れ枝で鳴くシメの鳴き声を聴き農耕地へ。ヒバリがさえずる向こうには、かすかにオオタカの飛翔姿。突然にハイタカが現れ、小鳥たちを奇襲する場面も。悪天候にもかかわらず、鳥たちはたくましい。

2月7日

昨日までの寒さも一段落。春の日差しの下、多数の参加者があった。農耕地に集落、雑木林やため池それに谷筋などに、多種類の野鳥がそれぞれ棲み分けしながら生息しているのが観察できた。上空にはオオタカを始め5種のタカが出現し、飽きることはなかった。

1月10日

オシドリやトラツグミなどの事前情報を耳にして出発。法道寺上池ではハシビロガモが、内河池ではマガモやヨシガモが多数見られた。青空にミサゴ、ノスリそれにオオタカも舞い、正月らしい探鳥会となる。コナラの径ではエナガの愛らしい姿にうっとり。