鉢ヶ峯定例探鳥会の報告:平成19年度(2007)上半期

6月3日

「森の館」裏でメジロやシジュウカラ、ヤマガラなどの混群に出会う。卯の花が満開の第2豊田川を遡り、タカ見台まで来るとホトトギスの鳴き声が谷に響き渡る。小雨降る農耕地ではヒバリやセッカ、ケリなどの飛ぶ姿が間近に見られ、繁殖期の里山のにぎわいが感じられた。

4月1日

桜が開花した中での探鳥会。まだ冬鳥も観察されるが先月より少なくなっている。クヌギの大木で花芽を食べるマヒワの群れ。そして、まだ群れ行動のイカルの鳴き声に参加者はうっとりと聞き惚れる。一方農地周辺ではキジ、コジュケイ、ケリなどの繁殖行動を知らせる鳴き声が聞かれた。

3月4日

春を通り越し初夏が来たような陽気。冬鳥のツグミやシロハラの姿は少なかったものの、第2豊田川では、ルリビタキやアオジ、それにベニマシコなどが見られた。小鳥たちのさえずりと共に、トビやノスリ、オオタカ、ミサゴなどが次々に現れ、久しぶりに里山らしさを感じることが出来た。

2月4日

ビンズイ・アオジが見え隠れする公園墓地内を通り森の館へ。館前の産廃尾根をハヤブサが北に向かって飛び去る。谷道でメジロ・ヤマガラの混群に出会う。突然ウソが4〜5羽川岸から飛び立った。内河池でオシドリを観察しヒバリ遊ぶ農耕地へ。日差し春なれども吹く風未だ寒し。

1月7日

風強く、みぞれ降る里山。法道寺川合流部から第2豊田川を遡る。森の館裏でウソ2羽に出逢う。シリブカガシの大木下で雨宿りをしながら、ヤマハゼの実を食べに集まるメジロほかカラ類を観察。上空をノスリやハイタカが通過する。寒さに負けず野鳥たちは元気である。