鉢ヶ峯定例探鳥会の報告:平成18年度(2006)

12月3日

北風が吹く寒日和。法道寺上池ではカワセミなどを観察。村落内でジョウビタキ雄を見て、ケリ2羽が舞う農耕地へ。いつもの観察場所を変え、内河池を東西道路から眺める。オシドリほか5種のカモを確認。ノスリほか、「森の館」で解散後にオオタカ2羽も出現する。

11月5日

法道寺上池でカイツブリの親子とマガモ(この秋初認)を観察した後、イカルの集まる村落を通り抜け農耕地へ。休憩地点のコスモス館でノスリの飛翔をみんなで観察。はやシロハラなどの冬鳥も来ていて、里山の賑わいを感じた。

9月3日

サルスベリの花咲く法道寺を通り上池に。定番のカイツブリ、カワセミを観察し農耕地へ。サツマイモ畑の上をコシアカツバメの群れが旋回。モズの高鳴きを聴きながら昼食。第2豊田川沿いの道では、キセキレイの姿が見られた。

6月4日

蒸し暑くて梅雨を思わす空模様。法道寺上池でカイツブリの親子を観察。農耕地まで来ると、ヒバリやセッカの声が耳につくほど。第2豊田川の谷道では、夏鳥のオオルリやキビタキ、ヤブサメの声。ホトトギスの声はついに聴かれず。

5月7日

前月同様、雨の探鳥会。法道寺でキジ・カワセミを観察後、コースを短縮し、鉢塚から尾根道をホタル橋に下りる。途中、巣から落ちたと思われるシジュウカラのひなに、親鳥が餌を与えていた。先月開園の「堺自然ふれあいの森」森の館で鳥合わせ後解散。

4月2日

雨模様の中、出発。法道寺上池でマガモを観察。農耕地では、ムクドリがトカゲの子を補食。コスモス館うらの畑で、キジ(雄)が警戒する様子もなく、餌取りに夢中で、ゆっくりと観察できた。悪天候で引き返す途中、オオタカらしき鳥に出会う。

3月5日

梅の花もほぼ満開で、ウグイスのさえずりが里山に春を告げる。陽気につられて、テングチョウやルリタテハの越冬個体も飛び始める。昨年の冬以来相変わらず冬鳥の姿がまばら。4月になってもこのまま推移しそうで、なんとなく寂しい春になりそう。

2月5日

前月同様、冷たい朝となった。幸い池に氷が張っていなくて、カモ類を始め多種類の野鳥を観察することが出来た。ただし、冬鳥は少なめ。繁殖期に入ってか、オオタカの帆翔姿を何度も見かけた。下車谷池で見た雌ガモの同定に議論がつきなかった。

1月8日

池の水も凍る冷たさ。キセキレイが氷の上を楚々と歩く。落ち葉が風に吹かれて、まるでアイススケートをしているよう。カモの姿も少なく、変わりに農耕地では、ヒバリとタヒバリの姿をよく見かけた。