矢倉海岸定例探鳥会の報告:平成22年度(2010)上半期
- 好天に恵まれ初夏を感じた。淀川の鉄塔でミサゴ出現しコアジサシが舞っていた。ヒヨドリが電線で優しい甲で鳴いていた。ヒバリも天高く鳴いていた。神崎川ではスズガモとホシハジロが残っていて何とチュウシャクシギも残っていた。
- 4月の探鳥会ではカモ類が結構残っていたが、今月はこの時期の例年通りシギ・チドリ類が多く飛来していた。参加者も多く、少しゆったりとしたペースではあったが、皆がそれぞれに楽しんでいる様子だった。大野川緑陰道路では、渡り途中の小鳥を期待したが全く観察できず残念ではあったが、多くのシギ・チドリ類を観察できたので、皆さんには満足してもらえたのではないだろうか。
平成22年4月3日(土)
天候 晴れ/曇り
名
観察種数:種
- 八分咲きの桜を見ながら淀川へ。淀川ではカモの姿は殆ど見られず。しかし、神崎川河口に到着するとスズガモとキンクロハジロでなる3千羽位の大群。これには参加者一度ど肝を抜かれる。シギチのシーズンには少し早いのか、見られたのは、コチドリとイソシギの2種。シギチを期待して参加された方も多かったが少し残念な結果に。それでも、夏羽のカンムリカイツブリが向き合って求愛のポーズをとる光景が見られたり、胸が赤くなった夏羽のタヒバリなどが見られ、まずまずの探鳥会だった。
- 大野川緑陰道路はきれいに落ち葉が清掃されており、何時も地面に群れているムクドリやスズメの姿は少なかったかが、樹上ではメジロの姿は多く見られた。淀川では50羽位のカモの群れが点在し、カモを観察しながら河口に向かう。神崎川河口では、カモの大群が乱舞し次々に着水する。この光景に一瞬歓声が上がる。今月も風が強よく肌寒く感じたが、このカモが乱舞する光景に圧倒され、参加者全員寒さが吹き飛んだ感がした。
- 今日は何時もと少しコースを変え、福町西公園を経由して淀川に出る。集合時には余り寒さを感じなかったが、淀川の堤防に到着した途端に風が強く吹く。その為かカモの姿は少なく、何時も群れている鉄塔のカワウの姿は見当たらないが、1羽のミサゴが悠然と止まっている。神崎川河口で何時もに比べカモの数は少ないが、カモの群れから離れて、2羽のホオジロガモ(♀)が見られた。イソヒヨドリ(♂成鳥)が鳥合せ直前に現れ新春の探鳥会に花を添えてくれた。