大和川定例探鳥会の報告:平成19年度(2007)
6月9日
前夜の雨で参加者が少ない。リビエールホール屋上で繁殖していたイソヒヨドリの雛が1羽巣立ち、嘴を開けて♀親の後を追う。河原ではムクドリ、ヒバリ、ハクセキレイ、ツバメの巣立ち雛を観察。岸辺の柳に、紫色に羽が輝くコムラサキが多数羽化。
5月12日
コチドリが多く、巣立ち雛2羽も。葦原でオオヨシキリが多数囀り、少々過密気味。堰堤のマガモのペアは、♀の左翼が半分だけで飛べない様子。♂も一緒に残ったらしい。無事に越夏できれば良いが。。。エノキにはゴマダラチョウが舞っていた。
4月14日
安堂駅前でイソヒヨドリの囀りを聞き、♀が餌を運ぶ。増水した大和川では石川合流点にサギ類が集合。チュウサギ3羽もいた。夏鳥の囀りを求めて訪れた高井田横穴公園では、キセキレイの囀りが聞けるも、オオルリ、センダイムシクイなどはいなかった。
3月10日
例年通り今年もツバメ初認。アオサギ、ダイサギ、コサギの婚姻色確認。アオジの出現場所・数が非常に多く、草むらという草むらには必ずいた。カワセミ、モズが番で行動。タンポポ、オオイヌノフグリなどが咲き、対岸の柳の枝はすっかり緑。帰り支度をしているとハイタカが滑翔。
2月10日
久々のシロチドリ、繁殖羽のカワウ、活発な動きをする黄色く色づいたアオジ♂、セグロセキレイのさえずり、冠羽が伸び、飾り羽の見えるコサギ、ビーンビーンとカワラヒワ。河原の柳もうっすらと緑がかってきた。野鳥の動きや植物に早い春の勢いを感じた。
1月13日
開始直後ハヤブサ若が赤白鉄塔横で数羽の小鳥の群れを攻撃し、ミサゴはホバリングからダイビンした。終了間際、赤白鉄塔に止まり餌を貪るハヤブサ若。まもなくミサゴが東のほうから現れた。きれいに刈り取られた河原は、草の実を食べる野鳥にとっては厳しい環境になっているように見えた。浅いところに数センチの小魚の大群