大和川定例探鳥会の報告:平成18年度(2006)
10月14日
渡り鳥に注目。コガモ、ヒドリガモがやってきていて、ツバメが通過していった。ヒヨドリの群れも移動。堰堤を溯上する小魚をコサギが見事にキャッチ。右足を指の上で欠いたハクセキレイあり。上空をハヤブサが飛び、チョウゲンボウのきれいな模様を堪能。ヒメアカタテハが目立った。
9月9日
前日までの雨のせいか大和川の水量は幾分多く、中州は小さくなり、シギチ類の姿は見えなかった。柏原堰堤では小魚が群れていて、一斉に遡上を試みていた。参加者には自分なりの秋を探していただいた。秋の空、モズの高鳴きなど。
8月12日
ハヤブサ若鳥が赤白鉄塔に早朝からとまり、やがて飛び立って頭上を10分間以上旋回。赤味を帯びた胸から下に黒い縦斑。毎年なぜか8月にウミネコの群れが川を下る。今年は2群約60羽が下流へ。早朝に上流で採餌か?石川を遡るらしい。
7月8日
清掃定例会で河原のゴミを拾い。開始直前、高尾山南を東へワッサワッサ、スーーと飛ぶ大型タカ。山上で旋回上昇。翼幅広く、後縁が丸まったクマタカ! やがて東へ滑空。允恭天皇陵にチュウサギ。キリギリスが鳴き、チョウトンボが飛ぶ。
6月10日
オオヨシキリが多く、あちこちの葦原で囀る。セグロセキレイの幼鳥が目立ち、スズメの幼鳥6羽が仲良く砂に寝そべる姿も。天湯川田神社ではハシブトガラスの幼鳥2羽と、枯れ葉そっくりのアケビコノハを観察できた。
5月13日
雨天中止 (記録は下見での観察)
4月8日
黄砂に覆われ、タカ渡りはサシバ2羽のみ。囀りはウグイス、メジロ、ヒバリ、セッカ。ダイサギの背に蓑羽が伸び、ムナグロの下面が黒くなる。ホオアカがいる葦原にはノビタキ夏羽♂渡来。集合場所にイソヒヨドリも。
3月11日
12月末以来でムナグロが戻る。カモメが3羽入り、セグロカモメやユリカモメも。アオサギが集団営巣する允恭天皇陵にノスリ、柏原堰堤にハイタカ、石川合流点にオオタカ。オオタカはハクセキレイ3羽が空を見上げて気付く。
2月11日
ハイタカが成鳥♂♀、若鳥と現れ、胸の模様を比較できた。石川合流点にはアオサギ35羽とカルガモ37羽が群れて壮観。早くも完璧な繁殖羽のアオサギもいた。タマシギは昨秋10月23日♂2羽以来の記録。