錦織公園定例探鳥会の報告:平成18年度(2006)

12月24日

今冬は冬鳥の個体数が多いのか、幸先良く、アオジ・ジョウビタキ・シメ・ツグミ・シロハラを確認。奥の池では、オオバン・バン・ヒドリガモ・オカヨシガモを観察。アメンボ池で小エビを採餌するカワセミをじっくり観察。また、河内の里では、少数の方であったが、アカゲラまで確認することができた。今回の目玉ルリビタキは鳴き声だけであったが、数多くのカモ類や冬鳥、アカゲラまで確認できたので皆様納得がいく探鳥会であった。

11月26日

降水確率が高かったため、参加者は4名。相談の上、雨が激しくなったら切り上げることとして出発。ムクノキに密集したイカルの群れ、電線に整列したカワラヒワの群れ、アキニレに群がるメジロ・シジュウカラ・ヤマガラ・コゲラの混群を観察。『アメンボ池』では複数のルリビタキの鳴き交わし、『河内の里』の池や『じゅんさい池』ではカワセミの飛翔、『奥の池』では、初出現のオオバンを確認。昼までの短い時間であったが、密度の濃い探鳥会であった。

11月29日

錦織公園探鳥会が始まって以来最多の30名のご参加があった。それを祝福するかのようにノスリ・ハチクマ・チョウゲンボウ等、タカの仲間が次々と出現。ちょうどノスリの最終期の渡りに重なったようだった。また細谷池・奥の池では、オシドリを始めとするカモ類7種を確認。さらに、ジョウビタキ・ビンズイ・シロハラ等の冬鳥のほか、エゾビタキ・キビタキ等も観察。本探鳥地では初めて、メボソムシクイ・カケスも確認し、合計で50種と参加人数とともに過去最多であった。

9月24日

錦織公園が初めての家族も含めて、中学2年生の若い世代2家族が参加された。集合前、パークセンターの引き戸のガラスにぶつかって気絶したヤマガラは、しばらくしてパークセンターの中の壁に止まったので、無事飛び立つことを願いながら探鳥会をスタート。秋の渡りの時期らしく、ヒタキ3種とセンダイムシクイをじっくり観察することができた。じゅんさい池の上空では、ホトトギスが飛翔する姿を全員が確認。解散時には、ガラスに衝突したヤマガラの姿はなく、一安心であった。

8月27日

昨年8月にツツドリを確認したこともあり、期待して梅の里へ行ったが、残念ながら今年は確認できなかった。やんちゃの里でバッタを採餌しているセグロセキレイの若鳥をじっくり観察。昼休みには、河内の里でセンダイムシクイ・シジュウカラ(若鳥)・メジロ、ドラミングしているコゲラなどをゆっくり観察。暑い中での探鳥会ではあったが、まずまずの成果。探鳥会終了後、希望者のみ南海滝谷駅近くの池で繁殖中のバンを観察。おまけとしてゴイサギの幼鳥を確認。

7月23日

オオタカの繁殖に関連して、地元富田林・寺池台三丁目自治会の方々とワシタカ類の生態に詳しい小海途氏が特別に参加。オオタカの巣の近くの鉄塔で幼鳥を幸先良く確認できた。コジュケイの鳴き声、ウグイスのさえずりと地鳴き、この時期としては珍しいイカルの声を聴いたが、姿の確認までは至らなかった。アオサギ・カワウ、スズメの若鳥をじっくりと観察した。

6月25日

途中から雨模様になったが、やんちゃの里付近では、去る4月下旬から抱卵中であったオオタカ1羽が無事に巣の外で行動するようになったことを確認。また、親鳥について林内を飛翔している姿を一瞬見ることができた。枯れたアカマツの梢では、ウグイスが長時間囀っていた。イワツバメ・イカルチドリは、公園内での初認。

5月28日

本探鳥地が初めての方1名が参加。初めの内はウグイス、シジュウカラ等の囀りが聞こえるものの、姿が確認できなかった。鉄塔に止まっていたオオタカが、飛び去った後、しばらくしてかなり近くの木に止まるところを目撃。その近くにオオタカがいることをまったく気にするようすがなく、カワラヒワが囀っているのも確認できた。

4月23日

梅の里にて、シメを観察、嘴は夏の装いか灰色に変わっていた。みはらしの丘で、マミチャジナイを短時間であったが確認。桜木の里では、綺麗な個体のアカハラとシロハラをじっくり観察した。やんちゃの里から見える鉄塔では、午前・午後で個体の違うオオタカをじっくり観察。充実した探鳥会であった。

3月26日

本探鳥地が初めての方1名が参加。公園南側の細谷池でオシドリ等のカモ類をじっくりと観察。梅の里で期待していたヒレンジャクは確認出来なかったが、途中でアカハラの鳴き声、一部の方は姿の確認まで出来た。また、昨秋から探鳥会ではなかなか確認出来たかった、キクイタダキも観察できた。夏鳥のツバメも無事に姿を現した。

2月26日

雨天中止

1月22日

本探鳥地が初めての方4名が参加。公園南側の細谷池でオシドリ・オカヨシガモをじっくりと観察。石水苑では、笹鳴きをしながら潅木や岩陰を移動するウグイスの姿を長時間にわたって観察。また、カワセミ・シメ、梅の里の低空を飛翔したノスリ等、出現した鳥たちは、その姿を惜しげもなく披露。相変わらずジョウビタ等、冬鳥の出現が少なかった。