ほしだ園地定例探鳥会の報告:平成19年度(2007)上半期分

6月23日

新設された遊歩道でダイサギの歓迎を受け、コースのあちこちでオオルリの声、そしてウグイスも負けじと歌っており、帰りにはハクセキレイの親子など、この季節としては多くの鳥(ムシクイSPを加えると25種も)が出てくれました。中でも子育て中にメスと幼鳥2羽が落下・死亡したハヤブサ、生き残ったオスが巣近くの岩場に元気でいるのを確認することができました。日中の気温が30度を越えた暑い一日でしたが、川沿いの涼風、つり橋からの眺望など、鳥と涼を楽しむことができました。

4月22日

東京から遠来の叶内拓哉氏(写真家で野鳥識別の第一人者)、♪鳥くんこと永井真人氏(ミュージシャンでカモメ観察ノートの著者)が同行し、鳥のいろいろを説明してもらいながらのスペシャル探鳥会。オオルリ・キビタキ・センダイムシクイなど声はするものの姿を見せてくれない、もどかしい一日でした。そんな中でほしだ園地の岩壁で繁殖・抱卵中のハヤブサだけは別、「これぞハヤブサ」と猛スピードの飛翔、鉄塔・岩壁の金網・コナラの木など遠くに近くに雄・雌の勇姿など、大サービスをうけた。午後から雨にあい、小鳥の観察は少ないままに終わったが、「声のする3〜4倍の鳥がいる筈」、「全コース雑木林の良いコースであり、大阪を見直した」との叶内氏の講評で締めくくった。

2月24日

スターと直ぐにカワセミ・ジョウビタキ、園地ではオオバヤシャブシに群がるマヒワ、林床を飛び回りルリビタキ、と小鳥は数は多くなかったものの、出た種すべてが全員で観察できた一日でした。そして今日のメインゲストは、園地の壁に巣作り準備中のハヤブサ、雄・雌、そして最近新たに加わった三角関係の雄の3羽が交互に飛び回り、休み、また飛び回るのを堪能し、帰りにも再度ゆっくり姿を見せてくれました。ハヤブサを堪能したあとウソ3羽(地味なメスでしたが)、イタドリの実をむさぼるところも観察できた。