ほしだ園地定例探鳥会の報告:平成18年度(2006)

12月23日

前日にほしだ園地のピトン小屋で、トラツグミが窓ガラスに激突したのか、落鳥していたそうで、探鳥会のスタート前に見せていただきました。12月の探鳥会なのに、歩いていると少し汗をかくぐらい暖かい一日でした。ツグミやシロハラの姿は少なく、カラ類の姿が多く、中にヒガラ、キクイタダキも混ざっていました!ウソの♀も確認でき、マヒワの10数羽の群れも見ることができ、とてもにぎやかな探鳥会になりました。

10月28日

ほしだ園地はハイカーのにぎやかな声が響き、鳥は行く先々でカラ類の群くらいでしたが、天野川沿いで上空をノスリ、オオタカが舞い、鉄塔には園地に住みついている個体と思われるハヤブサの羽づくろいする姿があり、また、昼食時にもハイタカが現れ、猛禽類を楽しむことができました。トリを飾ったのが植物園沿いの林に群れるイカル、冬鳥の到来を告げているようでした。

8月26日

天野川沿いでカワセミ2羽、キセキレイ、ゴイサギ、アオサギ、コサギなど水辺の鳥は観察できたものの、山ではミンミンゼミ・ツクツクホウシの声に押され鳥はメジロのみが元気、ヒヨドリの声もほとんどなく、カラの混群にも会えませんでした。暑い日に参加してくださった方を園地で待っていたのはハヤブサ、6月に子育てを失敗したと聞いていたが、その後も2羽で居ついているとのこと、今日は巣作りした近くの岩場の庇にいる所をゆっくり観察できました。

6月24日

梅雨の中休みの暑い一日、天野川沿いでゴイサギ・マガモ・カルガモ・カワセミなど水辺の鳥、園地に入ってオオルリ・キビタキのさえずりを聞くなど、思いのほか鳥が出た。園地に定住しているハヤブサはヒナがヘビに取られ繁殖に失敗したとのことであったが、木に止まった勇姿を見ることができた。

4月22日

今日の主役はオオルリ、あちこちでさえずりと姿を堪能し、オオルリのさえずる林床で巣材を口にくわえた2羽ヤブサメの姿を確認するおまけもついた。トラツグミ・キビタキ・コマドリなど声だけでの確認種もあったが、まだ北に帰っていない冬鳥に春の渡り鳥が加わり、くろんど・ほしだ両園地探鳥会で2番目に多い37種となり、しかも園地初認がコマドリ・マミチャジナイの2種あった。尚、岸壁に営巣中のハヤブサは、数日前より動きが活発化しているとのことで孵化したことも期待される。

2月25日

快晴の暖かい探鳥日和に誘われ人で、久しぶりに30名を超える探鳥会となった。市大植物園前の天野川でカワセミがでる幸先の良いスタートとなり、タカの仲間もほしだ園地に定住しているハヤブサとノスリの追いかけっこや、ミサゴの飛翔を見ることができ、ホウホケキョの練習(ウグイス)や、チョットコイ(コジュケイの声)を聞きながら昼食を取ることができた。しかしカラの混群が出るもののやや木の高い所で、園地の冬鳥として人気のルリビタキが全くでないなど、小鳥は少ないまま終わった。