くろんど園地定例探鳥会の報告:平成18年度(2006)
11月25日
コシアブラ・タカノツメの黄葉が輝く雑木林からルリビタキの地鳴きやさえずり、コナラ林の樹冠ではジュウカラ・メジロ中心、松林の樹冠ではヤマガラ中心のカラの混群、そして上空を飛ぶツグミも多く、種数はともかく小鳥の数が多かった。そんな中で今日のトピックスはウソ、見れた人が少ないのが残念だった。
9月24日
快晴のタカ渡り日和、、スタート地点でハチクマ・サシバの帆翔を観察するなど幸先は良かったが、くろんど園地内の見晴らしの良い高台で確認できたのはサシバ17羽であった。秋の渡り鳥エゾビタキ・コサメビタキや夏鳥のキビタキを観察、そして園地に常住していると思われるアオゲラの声を良く聞くことができた。
7月22日
この季節の林の主人公、セミの声がほとんどなく、代わりにウグイス・ヒヨドリ・カラスが頑張っており、アオゲラの声も聞いた。ハイキング道のごみを拾いながら下を見て歩くと、足元には赤・橙・茶・白色、大小、形が様々なキノコのオンパレード。キノコ博士Wさんに説明してもらうが、何度聞いても覚えられない。
5月27日
5月の鳥はホトトギス、「特許許可局」を歌いながら園地内を移動していたので、帰りにホトトギスのいた筈の尾根筋の道を歩いたが、もぬけの殻だった。園地内は鳥たちが繁殖の真っ最中、風が強く鳥があまり飛ばなかったので、子どもたちの姿を確認したのは留鳥のシジュウカラ・コゲラ・エナガ・スズメなど、しかし歌声では夏鳥のオオルリ・キビタキ・センダイムシクイ・ヤブサメや、留鳥のコジュケイ・アオゲラ・ホオジロなどを楽しむことができた。
3月25日
うららかな春の日、ウグイスの声は予想したほどでなく、カラ類もゆっくりしてくれないなど、鳥たちはあまり多くありませんでした。そんな中、上空で旋回してくれたノスリ、ヒノキの枝を軽やかに飛び回るキクイタダキ、そして今日一番のトピックスは目の前を横切って飛んだヤマドリでした。
1月28日
今シーズン少ないツグミが集合地点で4羽、園地までのハイキングコースでも何回か姿を見せた。園地では20〜30羽のシメの群2回、そしてキクイタダキの松の葉先での軽快なフットワークに歓声が上がった。あちこちにカキの実がたくさん残っていたが、その中からこの季節としてはめずらしいアカハラが飛び出した。