連載:和田 岳さんの「身近な鳥から鳥類学」 その2(第11回〜20回)

日本野鳥の会大阪支部の広報誌”むくどり通信”No.212(2011年3月号)の掲載からスタートした「和田岳さんの身近な鳥から鳥類学」です。
ホームページではアーカイブ版として、毎月1話掲載していきます。
本シリーズは”むくどり通信”の記事の中でもたいへん人気のある記事となっておりますので、既に、”むくどり通信”お読みになった方も改めてお楽しみいただけると思います。
番号
テーマ
概  要
むくどり通信
第11回

大阪のウミウ

現在、10数年ぶりに大阪府のレッドリストの改訂作業が進められています。もちろん鳥類のレッドリストも改訂されます。今回はレッドリスト作成にまつわる話をします。テーマは、大阪で見られるウです。
No.222
(2012年11月号)
第12回

ユリカモメの幼鳥の割合

2011年12月、大和川で水鳥の観察会をしました。当然ユリカモメの成鳥と幼鳥の違いも紹介と思ったのですが、幼鳥がなかなか見つからず手間取ってしまいました。300羽ほどの群れの中で、ようやく3羽だけ幼鳥を見つける事ができました。幼鳥の割合は1%以下。幼鳥の個体数が異様に少ないんじゃないか? と思いました。そこで今回は、ユリカモメの幼鳥に注目してみます。テーマは幼鳥の割合です。
No.223
(2013年1月号)
第13回
大阪のハシブトガラスの都市への進出 落葉樹の葉がまだ出ていない3〜4月は、カラスの巣作りの季節です。そこで今回は、カラスの巣に注目してみます。テーマはハシボソガラスとハシブトガラスの巣場所の違いです。
No.224
(2013年3月号)
第14回
都市公園で繁殖する鳥の種数 ゴールデンウィークが過ぎると、春の小鳥の渡りは一段落。遅めに渡る鳥もいるけど、大阪の都市公園はめっきり寂しくなります。でも、公園で繁殖する鳥たちは、繁殖最盛期に突入。巣立ちビナを連れていたり、エサを運んでいたり。今回はそんな都市公園の鳥に注目しましょう。テーマは都市公園で繁殖する鳥の種数です。
No.225
(2013年5月号)
第15回
大阪湾のウミネコ 大阪市立自然史博物館では2013年夏、大阪湾をテーマ にした特別展を開催します。それを目指してここ3年、 カモメ類を中′とヽに大阪湾岸の海鳥を調べてきました。そ こで今回は、大阪湾のカモメ類に注目してみます。テー マは夏のウミネコです。
No.226
(2013年7月号)
第16回
果実と秋の渡り鳥 秋冬物の樹木の果実が、そろそろ熟しはじめています。 そこで今回は果実とそれを食べる鳥を見てみましょう。 テーマは、果実の熟期と秋の渡り鳥の関係です。
No.227
(2013年9月号)
第17回
カモのいる池、いない池 秋に渡ってきた時はエクリプスだったカモの雄が、綺麗な冬羽になり見分けやすくなってきました。そこで今回は、ため池のカモに注目してみます。
テーマは、どんなため池にカモが来るのかです。
No.228
(2014年11月号)
第18回
数を数えて分布を調べる 1月といえば、ガンカモ調査の月。そこで今回は、水鳥のカウントに注目して見ます。カウントしてわかることは鳥の個体数ですが、本当に知りたいことは他にあるのが普通。今回のテーマは、分布を知るための水鳥のカウントです。
No.229
(2014年1月号)
第19回
カラスと針金ハンガー 落葉樹の葉がまだ出ていない3〜4月は、カラスの巣づくりの季節です。この出だしで、1年前にもカラスの巣について書きました。今年も3月なるとまず思うのは、カラスの巣。というわけで今回もまた、カラスの巣について注目して見ます。テーマはハンガーを使ったカラスの巣です。
No.230
(2014年3月号)
第20回
巣立ちヒナを減らすのは誰? 3年前、この連載の2回目にスズメの減少の話題を取り上げました。その中でチラッと紹介したスズメが連れている巣立ち ビナ数の調査。その後、子雀ウォッチと銘 打ち、市民参加型調査として日本全国規模で展開されました。そこで、今回は巣立ちビナ数に注目してみます。テーマは巣立ちビナ数を左右する要因です。
No.231
(2014年5月号)