一般探鳥会の報告:平成20年度(2008)下半期
甲山森林公園
- 仁川の川原では、ハクセキレイの雌雄の識別に挑戦、カルガモの身体をじっくりと観察。関西学院の構内では、ヤマガラとシジュウカラの群れが何を食べているのかを観察。森林公園では、ちょうど巣箱の手入れが行われており、巣材に何が使われているのかや産座のようすを調べることができたほか、ヒナが孵ったあとのタマゴの殻と残念ながら孵らなかったタマゴを発見。自由広場では、カラスにモビングされるハイタカを目撃。北山貯水池では、元々飼われていたカナダガンの「がんちゃん」に草を与え、最後には魚をつかんで舞うミサゴを確認して1年を締めくくった。
龍田川・法隆寺
- 大和川・明治橋のたもとでは、カモやサギ、シギ・チドリの仲間、カワセミなどを観察。北側の農耕地では、2羽のホオアカを発見。龍田公園では、名残の紅葉を楽しむ人が散策する中、昼食休憩中にノスリの飛翔とエナガ・コゲラなどをじっくりと観察。藤ノ木古墳を経由し、法隆寺参道の松並木でカワラヒワの群れに交じって採餌するニュウナイスズメを何とか確認。鳥合せ後、徒歩組は、幸いにも電線に止まるニュウナイスズメの雌雄の違いをじっくりと比較することができた。
大阪城公園BWW
- 曇り空で薄暗い中歩き始めました。前半はなかなか鳥を見つけることが出来ませんでした。南外堀で水鳥が出現してくれて一息つきました。昼食後、飛騨の森ではノゴマ、クロツグミ、アオバトなどが次々と出現してくれて盛り上がりました。
万博公園BWW
- 冬鳥はシメ・ジョウビタキ・シロハラを確認し、アキニレに集まるアトリも30羽ほどの群に会うことができましが、ツグミはまだでした。園内一円にグリーン・バンド・フェスティバルが開かれ吹奏楽が鳴り響く悪条件からか鳥たちがあまり出ず、探鳥会終了後に観察したカワセミを加え29種に止まった。
米原・三島池
- 秋晴れの1日、伊吹山の麓・三島池を訪れたカモの仲間を観察、見分けることに挑戦。あいにくお目当てのオシドリの姿はなかったものの、オナガガモやヒドリガモ、マガモのオス・メス・エクリプスの違いをじっくりと識別することができた。モズはあちこちで姿を見せ、ノビタキやホオジロの採餌などを観察、ジョウビタキやカシラダカなども現れ、季節の移り変わりを感じることができた。
久米田池
- 例年、チュウサギの識別を中心に1周をめぐる。9月は水位がまだ低下していないこともあって水辺が近く、オジロトウネンをじっくりと観察できた。
飛鳥/石舞台・祝戸
- 風通過後の高温多湿で気象条件はよくなかったものの、ヒガンバナの赤と田畑の緑の対比が美しい棚田の風景、エゾビタキとコサメビタキの競演、モズの高鳴きとなわばり争い、電線に並んで止まるツバメとコシアカツバメの比較、換羽中のカワラヒワの皮膚の裸出、タマムシの飛翔、ひっそりと咲くナンバンギセルの花など、見所の多い探鳥会となった。
牧野ツバメのねぐら
- 2年前はイマイチに終わったツバメの塒入り探鳥会。今日はどうなるかとの心配は無用でした。まずはハヤブサが現れて塒入り前のツバメを襲っては飛びながら食べる素晴らしい光景が。それも次々と出てきて同時に4羽も。1羽は近くの鉄塔に止まってくれるサービスもありました。その後はツバメの数がどんどん増えてすごい数に。やはりここのツバメの数はすごい。何度見てもなかなかの感動ものです。最後は少しお星様も見てなかなか楽しい探鳥会となりました。
平城宮跡・ツバメのねぐら
- バーディーと合同。
- バーディとして初めてツバメのねぐら入りを観察。セッカやオオヨシキリがヨシの茎に止まる姿に感動。
- 「図鑑どおりや」との声。日没後、ヨシ原に四方からツバメが集まり始め、ねぐら入りする直前、上空で数千羽が乱舞する姿に一同大感激。夕方開始・夜解散ということで、お父さん方が大活躍の探鳥会であった。