U50観察会の報告:平成24年度下半期
京都御苑
- 今回は「むくどり通信」に掲載できなかったせいか(支部HP掲載のみ)、参加はU50メンバーのみで8名。
- 前日までの暖かさはどこえやら!?という、季節が冬に逆戻りしたような寒い一日になったが、出だしから、枯葉をひっくり返してはもくもくと餌を探すシロハラや、綺麗なさえずりを始めたイカルが出迎えてくれた。
- 梅林では梅が見ごろを迎えていて、メジロだけでなくヤマガラやシジュウカラも、争うように入れ替わりながら、目の前の枝で密を吸う姿が愛らしかった。
- 御苑名物のビンズイは、タヒバリとの識別ポイントをじっくり確認することができた。
- 昼に向かうにつれ、風が強く寒さが増してきたこともあってか、バードバスには人影も鳥影もなかったが、近くまで来てくれたルリビタキや、頭上を通りすぎたキクイタダキなど、帰る前の冬鳥たちとの出会いを楽しむことができ、幸い雨がきつく降り出す前に終了することができた。
- 参加リーダー:井上・山藤・駒田(峰)(報告)
道場
- 朝から小雪舞う大変寒い日だったが、U50から10名・一般から7名の参加があった。
- 前半からオオタカ・ハイタカが上空を飛び、川沿いから田園地帯に抜ける林道では、ルリビタキや真っ赤なベニマシコ・キクイタダキやジョウビタキが出てくれた。
- 田畑に出ると、チョウゲンボウが何か獲物を掴んで降りたので傍まで行くと、近くの水路ではクサシギを発見。
- 昼食場所の神社に向かう途中の田んぼでは、50羽近いニュウナイスズメの群れが降りているのをゆっくり観察。
- 昼からは、川沿いをカワセミやいろんなカモ類を見ながら戻る途中で、ノスリやミサゴが強風に負けずと上空を舞っていた。
- 何度も晴れたり雪が降ったりの中、凍えながらもとても多くの鳥たちが出てくれ、終わって見たら58種との出会いがあった。
- 参加リーダー:井上・山藤・駒田(峰)(報告)
甲子園浜
- 今年初めての一般合同の探鳥会は、風もなく穏やかな天候に恵まれ絶好の鳥見日和となり、U50から8名、一般から7名の参加があった。
- 東屋下でゆっくり観察を始める。
- 多いのはユリカモメ・スズガモ。砂浜ではシロチドリ、遙かにハジロカイツブリ、対岸のハヤブサを観察し、鳴尾川河口方面へ移動する。
- 移動途中では冬羽ダイゼン・ホオジロガモ♀を発見。
- ここからハジロカイツブリも比較的近くで観察できた。
- 浄化センター横の植込みでは、アオジやジョウビタキ、シロハラなど野山の鳥も出てくれた。
- 河口に到着すると、ここでは圧倒的にホシハジロが多い。その中にウミアイサ♀を発見する。
- 潜水を繰り返す為に観察するのに苦労したが、もう一羽、羽繕いする別の個体を見つけ、全員でゆっくりと見る事が出来た。
- 東屋下に戻り、捕えたボラを食べ始めたばかりのミサゴを観察し終了。
- 鳥合わせ結果、合計45種となり、みなさん大満足で、年明け幸先の良いスタートの探鳥会となった。
- 参加リーダー:井上・山藤・駒田(峰)(報告)
山の辺の道
- 早朝の雨で開催が危ぶまれた影響で、参加者は6名と少なかったが、天気はその後ぐんぐん回復して晴れ間も見え、結局探鳥会中は全く雨に降られずにすんだ。
- U50初参加の方にも来ていただけ、無事開催できよかった。
- スタートして間もなくの古墳の周りでは、期待のオシドリこそ見られなかったものの、部分白化と思われるカイツブリや、遠くの木にじっと止まっているノスリ、近くのカキの実をつつくメジロやエナガの群、数十羽の群が何度も見られたツグミたち、枝先に止まるジョウビタキなどなど、いろいろな鳥が次々に現れて、気がつけばまだコース序盤なのに時刻はすでに11時過ぎ!
- これはちょっと遅すぎると、ここから少しペースを上げて歩いた。
- 雨や寒さの影響か、ハイカーや観光客は少なく、鳥を見るにはちょうど良かった。
- 山裾の田園風景の中をゆったりと歩きながら、鳥はもちろん道中にある農産物の販売所での買い物も楽しんで、2012年のU50探鳥会を締めくくることができた。
- 参加リーダー:井上・駒田(報告)