植物観察会の報告:平成21年(2009)下半期
植物観察会・奈良公園
- 当初、木の実と鳥の関係を観察する予定であったが、下見で小鳥が少ないことがわかり、巨樹観察会に変更して実施した。 奈良公園巨樹マップにある14種18本、巨樹リスト以外に10数種と、樹木を堪能した。しかし主幹が腐食・焼損などで傷んでいる巨樹が多く、老木が生き残る大変さを実感した。 一方鳥は、ここ数日北国に雪が降ったことでツグミ・アトリ・ニュウナイスズメ・カワラヒワなどが多数飛来していて、ナンキンハゼにアトリ・カワラヒワ、クスノキにヒヨドリ・ツグミ、カラスザンショウにメジロ、センダンにツグミ・シロハラ・ヒヨドリなど、木の実と鳥の関係を楽しむことができた。
京都植物園
- 京都植物園は春に野草が楽しめたので秋の野草を中心に観察する予定であったが、都合により「木も草も」という観察会に変更し、樹木約30種、野草約40種を観察した。 鳥はあまり見ていないが、園内一円で上空をツバメが飛び、イカルの声が響き、カワセミ・コサメビタキなど19種を確認した。
植物・万博の大木
- 1970年の万博会場の跡地に植えられた木々がどれ位大きくなったか、いつも探鳥会で見慣れたコースを全く違う視点で観察しながら園内を歩きました。林に大木はなく、広場に木陰を提供している木に大木が多いこと、外来種が早く育っているなど、60本ほどの大木を見た。