一般探鳥会の報告:平成18年度(2006)上半期
海老江干潟
- 朝は川風が冷たかった。阪神淀川駅改札前で受付済ました人から海老江干潟に出ていただいた。
- 資料は50部用意したが参加者95名でぜんぜん足らなかった。
- チドリ3種、シギ5種を観察した。アクセスが良く比較的近くで観察できる干潟で、始めての探鳥会で「干潟を守る日2006」賛同し「大阪の干潟を守る探鳥会」としても成功であった。
大津川河口
- シギ・チドリ類は5種と少ない中、2羽のホウロクシギが飛来していて、シーズンの到来を予感した。
- 阪神高速湾岸線橋脚下の狭い場所に集まるカワウにも注目が集まった。
枚方市氷室の里山
- 快晴のハイキング日和、枚方市穂谷をスタート、神様が鎮座する甘南備山(京都府域)217mに登り、枚方市尊延寺へ戻るコースで、早春の里山と農耕地の自然を満喫することができました。
- これほど豊かな環境でも今冬の状況に変わりなく小鳥が少ないままであったが、キジ・コジュケイ・ウグイス・ヒバリ・ホオジロなどの春の歌声や、ハイタカ・ノスリなどタカの帆翔を楽しむことができた。
萩谷公園
- 例年目玉となっているウソ・ミヤマホオジロ・ルリビタキが出ず、今シーズン各地で見られるキクイタダキが何回もでたもののゆっくりしてくれないなど、山野の小鳥はもう一つであった。
- コース終点近くの芥川ベリで、セキレイ3種やイソシギ、そして最後にカワセミで締めくくることができた。
飛鳥 甘樫丘
- 初めての当地探鳥会を祝うかのような晴天に恵まれた。42名が参加。剣池・和田池では、カモ類を中心に、水鳥を観察。
- いまだに熟した実を付けているカキノキでツグミ・ムクドリを多数確認。
- 昼食休憩時にはハイタカの飛翔、甘樫丘園路では、ノスリが梢に止まっている姿も、上昇気流に乗って旋回する姿とをじっくりと観察できた。
奈良公園
- 幸い天気にはめぐまれましたが、世間にもれず、冬鳥はさっぱりで、常連のトラツグミ・ルリビタキ等の観察は出来ませんでした。かろうじてアオバトの2羽で締めくくりができました。
正暦寺
- 開始早々、田園で、本探鳥会では初めて「タシギ」をじっくり観察できた。個体数は少なかったが、本年も何とかニュウナイスズメも確認。
- 途中の池ではイカルチドリをじっくりと観察。途中、ノスリ・オオタカ・ハイタカ・ツミの飛翔を見ることができた。
- 相変わらず、今冬は冬鳥が少ないのかジョウビタキ等は個体数が少なかった。
池島、福万寺
- 風が冷たかった。田に休むタシギ、タマシギも観察できた。
- 生駒からやってくる猛禽類のためか小鳥類もカモ類も少なかった。
- 取り合わせ時ハヤブサが餌を探して頭上を飛びまわっていた。